Saturday, June 09, 2012
医王アローザ IOXアローザスキー場
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○場所
富山県南砺市才川七アローザ村
tel.0763(55)1326
○リフト(取材日現在)
・単線自動循環式普通索道(1):山麓駅〜山頂駅(1649m)
・単線固定循環式特殊索道(5):第1ペア(377m)、第2ペア(377m)、
第3ペア(653m)、第4ペア(239m)、
第5ペアB(406m)
・休止中(1):第5ペアA(666m)
(太字は筆者の走破線区、うち普通索道と第4ペアは前回取材時に走破)
○走破記
スノーバレー利賀スキー場を出て、再び国道471号を走り南砺市の福光地区?に戻ってきました。この日最後はこのエリア最大のスキー場のイオックスアローザスキー場へ行く事にしました。筆者はこのスキー場には以前(’02年)に来た事がありますが、その時は既に春スキーの時期になっていて、ゴンドラと山頂付近に架かる第4ペアリフトだけが運転されていましたので、ハイシーズンの訪問はこれが初めてになります。
準備をしてゲレンデへ行くと、時刻は既に14時を少し廻っていました。この日はナイター営業はないとのことでしたので、営業終了までの残り時間が少ないので大急ぎて山頂方面を目指して搬器に乗ります。スキーセンターには少しづつ帰りの人波が増えてきています。
先ずはゴンドラに乗り、このスキー場のピーク第5ペアリフトを目指します。第5リフトは2本並列のペアリフトですがA線が休止の届けが出されていて実際に運転されているのはB線のみです。一般的にはA、B線とある場合には山麓駅と山頂駅が同じ場所にあるケースが殆どなのですが、ここのそれは少し違っていてA線のみが長くなっています。しかもその長い方が休止となっています。A線には一群の搬器が付けられていたので、ひょっとしたら大会とか?のなんらかの局面で使うのかもしれません。
そんな感じで、山頂側の第5ペアリフトからスキーリフトを撮影しながら順番に降りて行くと、スキー場の営業終了時間となってしまい。肝心な滑る時間がなくなってしまいました。少し不満が残りました。明日は沢山滑れるかな?
さて、この日はこれでおしまいです。明日に備えて富山市内のBHへとんぼ帰りしましょう。
○第1ペアリフト、山麓駅
リフトのうち一番山麓側にある第1ペアリフトの山麓駅です左側のはるか彼方にゴンドラの山頂付近が見えます。かつては第2ペアと第3ペアリフトがなくこのリフトは山麓側の初級者専用だったようですが、現在はこちらのリフトから乗継いで山頂付近にも行けるようになっています。
○第3ペアリフト、山頂駅
第3ペアリフトの山頂駅はゴンドラリフトの山頂駅のちょっと手前にあります。覗き込むと砺波市の散居村の様子を望めます。
○第5ペアAリフト・搬器
休止中の第5ペアAリフトには一群の搬器が付いているところがありました。10基ぐらいでしょうか?。これらは大会とかで使うのでしょうか?謎です。
(’09年12月30日第2回取材、’02年03月31日取材)
Sunday, June 03, 2012
利賀ふるさと財団 スノーバレー利賀スキー場
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○場所
富山県南砺市利賀村上百瀬地内
tel.0763(68)2800
○リフト(取材日現在)
・単線自動循環式特殊索道(1):第1高速クワッド(1108m)
・単線固定循環式特殊索道(2):第2ペア(495m)、第3ペア(817m)
○取材記
タカンポースキー場を出て、国道471号を通って小牧ダムの下流側から庄川の対岸に渡り山道を延々走り、さらに新楢尾トンネルを通って南砺市利賀村にあるスノーバレー利賀スキー場へとんぼ帰りすることにししました。国道471号は一部1車線の交互通行の区間もありますが、殆どの区間が2車線化がされていて、雪さえなければさほど不便を感じないほどに改良されています。一方で富山市側に近い栃折峠を超えるルートは1車線の交互通行の区間が多く、特に冬場はできれば避けて通りたい道です。
この利賀村というところ、平成の大合併で南砺市の一部となったが、以前は利賀村という独立した自治体でした。ここへの到達がいかに山深く大変かは有名なヨッキれんさんのHP"山さ行がねが”に熱く述べられていますのでそちらとこちらをご参照ねがいます。何でもこの村は昭和46年までは村に繋がる2つの国道が冬期の除雪がされず、孤立が余儀なくされたのだとか。さて、話を戻します。
そんな利賀村にある、スノーバレー利賀スキー場ですが、この’09−’10年のシーズンには、第1高速ペアリフトの支柱に地滑りによるずれが発生していて営業を休止していました。翌シーズンには営業を再開しています。そんなスキー場の様子を見に行きました。スキー場は利賀村のどんずまりにあり、ひょっとしたら途中から道路の除雪がされてなく、到達できないかも?なんて思いながら車を走らせると意外な事にそのままスキー場の駐車場まで除雪された中を走って到達できました。
スキー場はしっかりとコース整備された跡があり、リフトさえ動けば何の問題もなく営業出来そうでした。ひょっとしたら営業するつもりで準備を進めていたのかもしれませんね。
○セントラルプラザ「タイム」
スキー場のメインの施設です。レストラン、スキーショップ、レンタルスキーの施設があるようです。取材時には館内に通じる階段の除雪がされていなくて、表からは建物にアクセス出来ないようになっていました。もっとも建物の裏側(スキー場側)は除雪されていて中に入ることができて、内部では数人の職員の方が事務作業をされているようでした。
○スノーバレー利賀スキー場全景
セントラルプラザ「タイム」前から見た、同スキー場の全景です。なんとなくコース整備がされているように見えます。リフト沿いには多くのスノーモービル?の滑走跡が見えます。
○第1高速クワッドリフト・山麓駅
第1高速クワッドリフトの山麓駅です。山麓駅から望む限りでは索条がきちっと掛かっていて特に問題ないように見えますが。
(’09年12月30日取材、未走破)
Saturday, May 26, 2012
上平観光開発 タカンボースキー場
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○場所
富山県南砺市西赤尾町字上野84-2
tel.0763(67)3766
○リフト(取材日現在)
・単線固定循環式特殊索道(3):第1ペア(538m)、第2(474m)
、第3(401m)
(太字は筆者の走破線区)
○走破記
一夜明け富山市内のBHから北陸道→東海北陸道を通って五箇山ICで降りる。このタカンボースキー場はその五箇山ICからわずかに5分の距離にある。現地は山深く、有名な白川郷の合掌造りがある地域で、かつては交通な不便な地域であったと思われるが、東海北陸道の全通によりその利便性は劇的に改善している。しかもこのシーズンは政権交代による高速道路の無料化の社会実験によって東海北陸道は無料となっていて、お金の事を気にする事なく走って到達する事が出来るおまけ付きでした。程なくスキー場に到着し駐車場に停めたら目の前が第3ペアリフトでした。
スキー場の名前は風変わりな名前なんですが、このスキー場がある山の名前であるタカンボウ山に由来しているようです。この地域にはこれ以外にも、オゾウゾ山やゾウゾウ山、ソウレ山、マルツンボリ山、シリタカ山などのなぞのカタカナ名の山が多いのですがその由来はよくわかりません(ご存知の方がおられましたらお教え願います)。
リフト券は筆者の停車した第2駐車場のどんぐり館のとなりに立つプレハブ?内にある自動販売機で購入しました。この地域の多くのスキー場には1000円の6回券という回数券が売られていて、ちょっとだけ滑る人に優しい料金設定となっているのがうれしいですね。
昨日行った、たいらスキー場がハードなスキー場で、それより山間部にあるということで、いったいどんなところだろ?とビビっていましたが、意外にも緩斜面が多い初心者に優しいスキー場でした。山麓側の第1ペアリフト及び第3ペアリフト沿いは初級コースで、それに対して上部の第2リフト沿いは中上級コースとなっています。リフトはオリジナルが太平索道のものと思われ、メンテナンスの関係からか搬器にはJFEの銘板がついているものが見受けられました。
筆者が各リフトの写真を撮りながら滑走していると、筆者の6回券を見た係員は”そんなんで滑っていたらすぐおわっちゃうだろ?”と言われてしまいました。たしかにすぐに終わってしまいますね。とっても名残惜しいです。でもこれが悲しいメグラー家業で名残惜しいうちに次に向かわなくてはなりません。あっという間に6回券は終了でした。
さてこのあとは、このシーズンに休業だったスノーバレー利賀スキー場に行ってみることにします。それでは出発!
(メモ)
たいらスキー場にもライブカメラが設置されているようです。南砺市にはライブカメラが多いですね。こちらです。
○第1ペアリフト・山麓駅
スキー場のメインの第一駐車場とレストハウス、管理棟の前にある第1ペアリフトです。レストハウスからは若干距離があって少し登らなくてはなりません。
○第2リフト・山麓駅
第2ペアリフトの山麓駅です。ゲレンデマップでは第2リフトはシングルリフトとなっています。また鉄道要覧では第2リフト、第3リフトはペアが付かないシングルリフト相当の名前になっています。この時は第2リフトはペアリフトになっていて搬器にはJFEの銘板がついていました。
第1ペアリフトと第2リフトは写真のように至近距離に設置されていて、ほとんどこがずに乗換が出来るようになっています。
○第2リフト・山頂駅
第2リフトの山頂駅です。今日も索道日和でなによりですね。
(’09年12月30日取材)
Sunday, May 20, 2012
長田組 たいらスキー場
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○場所
富山県南砺市梨谷
tel.0763(66)2911
○リフト(取材日現在)
・単線固定循環式特殊索道(3):ロマンス(556m)、第2ロマンス(201m)
、第3ロマンス(490m)
(太字は筆者の走破線区)
○走破記
閑乗寺スキー場から庄川沿いに国道156号をひたすら走り。有名な船でしか行けない温泉のある大牧温泉の対岸をまだまだ走り、五箇山の相倉集落から国道304号に入って少し北上してスキー場に到着です。アクセス道路は2車線のりっぱな道路なんですが、勾配はきつく除雪されているはずのアクセス道に雪の固まりがときたま転がっていて、しかも凍結しているようなので運転は慎重にしました。
(既に多くのメグラーに言われていることですが)このブログでも突っ込んでおきましょう!『どこが”たいら”やねん!』。スキー場は名前のイメージとは違ってたいらなところが全くないスキー場です。いちようエンジョイコースと呼ばれる初級のコースはありますが、このコースも含めてかなりハードなコースの揃う初級者の行ってはいけないスキー場です。来場者もそのへんは心得ているようでスキーヤーのレベルは高いですね。スキー場について最初に見える正面のコースがダイナミックコースです。全体的に斜度はきつめですがダイナミックコース以外はしっかりと圧雪されています。
スキー場には3基のペアリフトがあり、山麓側から第1、第2、第3の順で、それぞれ’85年、’87年、’89年に完成していて山麓側から徐々にスキー場が広がっていった様子が伺えます。開業当初は第1リフトだけだったとか。怖いほど硬派ですね。
もともと南砺市(旧平村)の公営スキー場ですが、’06年度からは指定管理者制度により地場の建設会社である長田組による運営となっています。長田組はスキー場運営に理解があり、同スキー場以外にも「たいらクロスカントリーコース」を運営しています。
さてこの日はこのスキー場で日没コールド、富山市内に取った宿に向かって出発です。明日はタカンポースキー場からはじめる予定です。無駄に富山市内まで往復することになりますね。
(メモ)
たいらスキー場にもライブカメラが設置されているようです。南砺市にはライブカメラが多いですね。こちらです。
○ペアリフト・山頂駅
ペアリフトの山頂駅です。ゲレンデマップなどの案内では第1リフトと案内されています。第1リフト沿いのコースはピステンの入らないこぶこぶの急斜面が長々と続いています。スキー場に着くとこの斜面が先ず目に入るのでビビります。
写真はセントラルコースの滑走中に見える横からの山頂駅です。セントラルコースは谷に入っているので、このように陰になっています。
○第3ペアリフト・山麓駅
第3ペアリフトの山麓駅です。写真に写るコースはセントラルコースと呼ばれる同スキー場のメインのコースです。このリフトの右側には上級コースのスカイラインコースがあります。上級と言っても圧雪はされています。
○第3ペアリフト・山頂駅
第3ペアリフトの山頂駅です。標高933mの無名な山のほぼ山頂にあります。遠景は北向きで高い山が殆どありませんが、山深く平野部までは見渡せません。南側はもう合掌造りで有名な五箇山相倉集落です。世界遺産ですよ。
(’09年12月29日取材)
Sunday, May 13, 2012
南砺市 閑乗寺スキー場
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○場所
富山県南砺市井波外2ケ村入会地1
tel.0763(82)2565
○リフト(取材日現在)
・単線固定循環式特殊索道(1):ペアリフト(279m)
(太字は筆者の走破線区)
○取材記
となみ夢の平スキー場を出発し、庄川沿いに走って国道156号側の細い道からアクセスしました。本当にこんなところにあるのか?道間違えたかな?と思いながら走ると急に開けた場所に出て、そこが閑乗寺スキー場でした。まてぃさんの”MATY's 庵 雪部屋"によればこちら側の道は除雪されていなかったとのことで、こちら側からアクセス出来たのは雪不足による偶然かと。
このアクセスの途中に見た、砺波市内に建てられた営業案内(スキー場の入口にあるものと同じ物)から、”本日は休止”とあったので、既にわかっていたのだが、情報は正確で駐車場には車が全く停まっていませんでした。ゲレンデの方に行って見ますが人の気配が無いので、少し人のいそうな道路を挟んで反対側の閑乗寺夢木香村へ。
夢木香村は営業していたので、スキー場の事を聞いてみると、”道路を挟んで反対側は南砺市でこちらの施設は砺波市の経営なのでスキー場のことはよくわからない。ただ、先週は営業していたのでおそらく雪不足で停まってるんじゃないかな?”とのことだった。せっかく来たのでこの夢木香村で昼食をいただいてから、次のスキー場へ出発することにしました。
(メモ)
閑乗寺スキー場にはライブカメラが設置されているようです。リフト乗場の今の様子とか見れておもしろいです。こちらです。
(メモ2)
南砺市は’04年11月01日(平成16年)に8つの町村(城端町、平村、上平村、利賀村、井波町、井口村、福野町、福光町)が合併して誕生した新しい市です。
○スキー場の入口・営業案内
スキーに来てこの休止の看板をみるとがっかりしますね。このスキー場は平日はナイターのみの営業なので、この日は休日営業で営業時間は9時〜17時ですが、営業休止しかも積雪量が少ないことを示しています。
○ペアリフト・山麓駅
山麓駅から見たペアリフトの全景です。リフト山頂駅付近に見える展望台は、閑乗寺公園展望台で砺波市井波地区の散居村の美しい風景が見渡せます。スキー場にはところどころ土が露出していますね。
○ペアリフト・原動緊張機
山頂側には登れなかったので、山麓駅の原動緊張装置のアップを4枚目にいれました。リフト日本ケーブルによるもののようです。搬器のサスペンダーも角パイプですし。
(’09年12月29日取材、未走破)
Sunday, May 06, 2012
砺波市五谷観光企業組合 となみ夢の平スキー場
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○場所
富山県砺波市五谷字源谷22
tel.0763(37)1575
○リフト(取材日現在)
・単線固定循環式特殊索道(1):第2(861m)
(太字は筆者の走破線区)
○走破記
スキーシーズンが終わると、何故かスキーの話がメインになる、謎のブログです。今回からは’09ー’10年のスキーシーズンのメグラー活動のご報告です。
さて、雪不足が心配された’09ー’10年シーズンですが、結果的には降雪量は良好だったのですが、この12月の時点では積雪は少なめでした。筆者はこの時の行き先を富山に決め、既に飛行機に乗っているのですが、各スキー場の営業可否もわからず、どのようなルートで行くかは着陸の時点まで決めかねていました。空港から最も近い富山地区の猿倉城址公園から順番に回るか、それとも県内で最も遠い砺波地区から回るかといったところです。結局のところ車を借りてから砺波地区から行く事に決め、そのルート上にあるスキー場は行きながら経由して行く事に決めました。
筆者の未踏破スキー場で、このルート上にある最初のスキー場は、ここ、となみ夢の平スキー場でした。カーナビの案内のもと結構細い道をぐねぐね走ってやっと到着です。勾配がキツい道は最後のアクセスだけで、積雪もなく天気は晴天であったので、アクセスは楽でした。
スキー場が見えてきて、最初にレストハウス近くの駐車場が見えますが、駐車場の空きがないように見えたので、案内看板に従って第2駐車場に入れました。こちらは車が少なくというかガラガラでした。
準備をして行くと第2駐車場からはゲレンデの中腹に繋がっていました。先ずはリフト券を買う必要があるので、板を履いて山麓駅へ滑走して降ります。山麓駅の切符売場で、1回券を数枚購入して滑走しました。幸いなことに晴天で砺波市内を見下ろすゲレンデは景色がよく、とても気持ちがよかったです。
○第2リフト・山麓駅
第2リフトの山麓駅です。名前は第2リフトですが、スキー場にリフトは1本しかありません。
○第2リフト・中間駅
第2リフトの中間駅です。一般的には中間駅から上のコースは斜度が急激に上がって上級コースなどになることが多いですが、ここはコースの広さ以外はさほど変わっていないように思えました。
○第2リフト・山頂駅
第2リフトの山頂駅です。砺波市街地が一望の景色の良い所でした。山頂駅から少し登ったところには、なぞのとんがり屋根の建物がありました。何かの設備のようですがなんでしょうね?。電気関係の変電設備か?
(’09年12月29日取材)
Saturday, April 21, 2012
宝登興業 宝登山麓-山頂(832m)
○公式HP
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○DATA
・四線交走式
・開業:'61/11/05
○場所
埼玉県秩父郡長瀞町長瀞1766
長瀞駅下車徒歩15分
tel.0494(66)3421
○取材記
御嶽山の翌週には宝登山へ行く事にしました。
東武東上線から秩父鉄道を乗継いで長瀞に着きました。寄居では急行秩父路が目の前で出発していくという、なんだか微妙な感じで乗った電車は元東急の8000系(8500形)。今も田園都市線を走っている電車だけど郊外で見るとちょっと新鮮だったりしますね。秩父鉄道ではこの形式の電車結構増えてますね。
紅葉のシーズンなので駅からは連絡バスでもあるのか?と思ったがそんなものはなく、山麓駅まで歩いて行きました。宝登山神社までは平坦で楽勝〜とか思っていたら、そこから、こんなに登るんだったけ?と思いながらクタクタ汗だくになって駅に着きました。
ロープウェイ駅は目立った改修もなく、往時の雰囲気を残しつつ丁寧に管理されているようでした。ゲーム機の類が少し減ったような?気がします。売店もあり直営でもいろんなロープウェイグッズが売られていて、乗車時間までいろいろ物色しますが、残念ながら筆者の琴線に触れるものはありませんでした(搬器モチーフののちょろQなどを出していただけると、筆者喜んで沢山買っちゃいますw)。そのまま改札を抜け搬器に乗り込みました。その前に駅内で搬器の写真を撮っていたら”早く乗って下さい〜”とせかされました。
山頂駅に着き、さて?動物園にでも行こうかと思って歩き出すが、その手前にレストハウスを見つけて入って、ロープウェイを見ながらの遅い昼食となりました。
そしての〜んびりしたあと、帰りの時間、山頂駅へ行くと駅には長蛇の列が出来ていました。その列は1台の搬器には全員乗れず、筆者は次の臨時便へのご案内となりました。山麓駅到着後そのまま駅まで歩いて帰りは西武線廻りで帰りました。
(メモ)
前回訪問時より、搬器のハンガー形状が変更になっています。前の方がこの搬器のデザインに合っていてよかったな〜と思うのだが、交換の理由は老朽化ですかね。
(’09年10年31日第2回取材、’01年02月04日取材)
Sunday, April 15, 2012
御岳登山鉄道 御岳山
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○場所
東京都青梅市御岳2丁目483
tel.0428(78)8121
○リフト(取材日現在)
・単線二両交走式鋼索鉄道(1):滝本−御岳山(1.0km)
・単線固定循環式特殊索道(1):御岳平−富士峰(98m)
(太字は筆者の走破線区)
○走破記
紅葉シーズンまっただ中の’09年10月25日、今度は御岳山へ行く事にしました。生憎気が乗らず、小雨模様の中午後出発となってしまう。中央線から青梅線そして路線バスを乗り継ぎ御岳登山鉄道の山麓駅に着いた時にはもう15時になろうかとしていた。今日はこの山頂駅付近にある夏山リフトを乗っておこうと思う。このリフトには思い出があり、筆者がまだ鉄道の乗り歩きをやっていたころ、このケーブルカーの山頂駅を降りた時、大展望台へ行く動くリフトを見たが、この先リフトにまで手を出す事は絶対ないだろ?とその時は思って乗らなかった思い出のあるリフトです。時が流れてまさかその為にまた来ることになるとは。
ところがこの日のリフトは悪天候の為か、営業時間は14;00までと掲示してあり、とっくにこの日の営業を終了していました。仕方が無いのでその脇にある山道を歩いて山頂駅まで往復することになった。なにやってんだか?
やりなおし!
その翌々週の’09年11月15日に再トライ。前回の経験から思いの外時間が掛かる事がわかったので、今度は家を早めに出る。自宅からネットのルート検索によると西武線経由のルートが出たのでそれに従い拝島に出る。拝島からはホリデー快速に乗り継ぎということで待っていたら485系の旧国鉄の特急型の電車が来てビビるが、それよりビビったのはその電車が通路まで満員で走っていたこと。拝島からの停車駅は福生、青梅、そして御岳とすぐだから我慢して乗り込む。しかし実はそんなすぐでもなく到着までにぐったり疲れる。
殆どの乗客は奥多摩まで行くんだろ?と勝手に思っていたらさにあらずで、御岳で降りる客も結構いて、ケーブル行きのバス乗場へ行くらしい。この連絡の路線バスはピストン運転の体制をとっているようだったが、それでも各バスが超満員で運転されていた。拝島からずーっと超満員の乗り物に乗ってやっと山頂駅に到着。
せっかく来たので、先に武蔵御嶽神社へお参りさせていただくことにした。度々この霊山に訪れながら、山の神様にご挨拶しないで帰るのは失礼だと感じたからだ。勿論その参道での紅葉狩りも楽しめる。多くの観光客の人並みに乗り、そのルートをとる。結構距離がある急坂と石段が続き、汗だくになりながらなんとかご挨拶?できました。そしてその帰りのルートでリフトに乗る事にするが。武蔵御嶽神社からリフトの山頂駅まで行ったら高度的に効率的かな?と思ったがそんなことはなく、一旦ケーブルカーの山頂駅とほぼ同じ高さに降りてから再び登るルートをとるらしい。それならばということでケーブルカーの山頂駅まで戻って素直に往復券を買って往復しました。リフトの山頂駅にある、展望食堂での少し遅い昼食がその疲労も手伝って絶品であったことは言うまでもない(何を食べたかは忘れてしまった、たしかざるそばかカツ丼だったと思う。いいかげん〜)。
では帰りますか。
(メモ)
ケーブルカーは近年のレール交換の際に改軌され1067mmから1049mmとなっている事はこの原稿を書いている時に知りました。
(メモ2)
ケーブルカーの改札はPASMOで直接通れますが、その装置がこの10月25日と11月15日の間に設置されている事が、写真を見ると解ります。
○リフト・山麓駅
ケーブルカーの御岳山えきから徒歩すぐで、リフトの山麓駅に着きます。
ご覧のように山頂駅がすぐそこに見えています。しかしながらこれを歩いて登ると結構ホネがおれます。いや本当に疲れます。
○リフト・搬器
ここも赤・青・黄色の搬器です。夏山リフトの塗り分けはこの色が多いですね。リフト沿いの紅葉もなかなか綺麗でしたよ。
○リフト・山頂駅
山頂駅には大展望台駅との標示があります。正式名称とは違いますが案内等は全てこれで行われています。そして駅には展望食堂が併設されています。というかほとんどその為のリフトと言っても過言ではないかもしれません。遠くは筑波山まで遠望出来るとのことです。紅葉が綺麗でした。
(’09年10月25日、11月15日取材、’97年09年07日走破(鋼索鉄道))
Saturday, April 07, 2012
よみうりランド 京王よみうりランド−よみうりランド入口(882m)
○公式HP
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○DATA
・単線自動循環式
・開業:'99/03/21
○場所
東京都稲城市矢野口4015-1
京王よみうりランド駅下車すぐ
tel.044(966)1111
○取材記
高尾山へ行ったあと、ふと思い立ってここよみうりランドのゴンドラへ行く事にしました。京王よみうりランド駅に付いた時点で既に16時を廻っていたのでどうかな??と思ったがなんとかゴンドラ往復だけできました。ゴンドラを降りてよみうりランドの入園券売場へいくとちょうど閉園の時間でした。
よみうりランドには、アルウェーグ式のモノレールの実験線があり、遊戯施設として活用後に廃線となり、ゴーカートの路盤として使われているところがあったはず。と探しましたが見事に跡形もなく。駐車場?となっていました(よみうりランド、アルウェーグ式モノレール、1.97km、’63年開通、廃止??)。
さて、ゴンドラが終わらないうちに帰ることにします。
動画も撮りましたこちらです。ブラウザ の戻るボタンで戻ってきて下さい。
(メモ)
このゴンドラ設計施工が樫山工業、搬器がライトナーと少数派で特徴のあるデザインとなっています。
(メモ2)
何気なくネットを見ていたら、マレーシアのゲティングハイランドに同じデザインの搬器が運転されているのですね。ゲティングハイランドの公式HPはこちら。参考用の動画はこちらです。
(’09年10年12日第2回取材、’99年08月29日取材)
Tuesday, March 20, 2012
高尾登山電鉄 国定公園高尾山
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○場所
東京都八王子市高尾町2205
tel.042(661)4151
○リフト(取材日現在)
・単線二両交走式鋼索鉄道(1):高尾鋼索線(清滝−高尾山)(1.0km)
・単線固定循環式特殊索道(1):高尾山麓−高尾山頂(872m)
(太字は筆者の走破線区)
○走破記
電車の中吊り広告にあった高尾山の紅葉があまりに綺麗で誘われるように高尾山に行きました。
自宅から中央線のロングシートに延々揺られ終点高尾で京王線に乗換。そこから一駅で高尾山口駅へ到着。観光のベストシーズンであり駅は大混雑です。その人の流れに乗って徒歩4分で山麓駅に到着しました。
この駅は不思議な駅で、駅舎に大きく高尾山と書いてあるのですが、これは駅名ではなくこの駅の駅名は、ケーブルカー側が清滝駅、リフト側の方は高尾山麓駅です。同じ会社の駅なのですが名前も違うのです。
乗車券は、ケーブルカーとリフトで共通となっています。窓口で切符を買って登りはケーブルカーで行く事にします。どちらも行列が出来ていて、ケーブルカーの乗車は次の次となりました。それにしてもケーブルカーとかの電車の写真を撮る人は本当に増えましたね〜。
山頂駅に到着。山頂まで適当に散策して…とか思ったが結局山頂には行かず、軟弱コースをとりました(笑)。
帰りはリフト、紅葉の中の空中散歩としゃれ込みました(でも高所恐怖症の方はやめた方がいいと思います、考え過ぎですか?)。同じ事を考える人が多いのかリフトは40分待ち!乗車整理券を配布していて、その番号毎の呼び出しになっています。山頂駅のその40分待ちを過ごす人が沢山いて、廻りのベンチも満席でした。
やっと順番がまわって来て列に並びます。流石にリフトの写真を撮る人はいなくて、ローディングカーペットの写真を撮るのに苦労しましたがなんとか撮影できました(廻りの目がイタイイタイ)。全国にここだけにしかない設備ってわかってるのかな〜みんな(夏山リフトでは…)。ま、どうでもいっか。
山麓にはリフトに乗る人を相手にした記念写真屋さんがいました。はいチ〜ズ。
では帰りますか。
(メモ)
掲示板へのコメント及び公式HPによれば、リフトは’64年に開業。
’71年には国内初の2人乗りリフトとなり、その特別認可を取るためにベルトコンベア式の乗降装置を採用したとのことのようです。
○エコーリフト・搬器
夏山リフトでは少数派のペアリフトです。搬器は赤、青、黄い〜ろ、♪どの花見てもきれいだな〜(失礼しました)。
搬器はあまり見ない形ですすが、メーカー名とかの標示はなかったように思うのでよくわかりません。
○ローディングカーペット!
夏山リフトでは(おそらく)全国でここだけのローディングカーペットの設備があります。ローディングカーペットとは、指定の場所にただ立っているだけでリフトの乗車位置まで自動的に運んでくれるベルトコンベアです。特に雪の少ない地方のスキー場に多く見られます。降り場に設置されているのは夏山リフトならではで、これも(おそらく)全国でここだけ。
写真は山頂駅のもの。手前の滑車は終端装置ですね。
○エコーリフト・山頂駅
山麓駅はケーブルカーとリフト共に同じ場所にありますが、山頂駅は別になっています。写真はリフトの山頂駅で高尾山頂駅となっています。切符には単に山頂との印刷があります。
(’09年10月12日取材、’97年07年20日走破(鋼索鉄道))
Saturday, March 10, 2012
富士急行 さがみ湖リゾートプレジャーフォレスト
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○場所
神奈川県相模原市緑区若柳1634
神奈中バス:プレジャーフォレスト前下車すぐ
tel.042(685)1111
○リフト(取材日現在)
・単線固定循環式特殊索道(1):山頂ペア(248m)
・廃止(1):スーパースライド(150m)
(太字は筆者の走破線区)
○走破記
相模湖ピクニックランドに行こう!思い立って行く事にしました。筆者は近日にデジイチを買ったばかりだったので、そのテストも兼ねて行くことにします。ここは、近いからいつでも行けるや〜と思っていたところなので、実は今まで一回も行ったことがなかったのです。園地は既にその名前が変わって、さがみ湖リゾートプレジャーフォレストとなっていました。筆者は相模湖ピクニックランドといえば、サマーボブスレー(スーパースライダー)だよな〜という思い込みがあったのですが、それはとうの昔になくなっていることを園地に着いてから知ることとなりました。
自宅から電車を乗り継ぎ相模湖に到着。駅前のバス乗場にはすでに三ヶ木行きの神奈中バスが入線していたので、早速乗ります。プレジャーフォレストって本当に昔の相模湖ピクニックランドでいいんだよね?とか思いながら、よくわからないながら現地に着き、入場料を払い、ゲートをくぐると係員氏から、連絡のバスは今行ったばかりなので、20分待ちですとの案内がありました。歩いた方が早そうなので歩いて行くことにします。意外と登り坂で日頃の運動不足がたたって青息吐息になりながら売店の立ち並ぶエリアに到着です。
最初に行こうと思ったのが、スーパースライダーですが、園内の地図をみてもどこにある(あった)のかさえわからず探しようがなく、園地の南側が妙に空いているな〜とは思ったのですが、青息吐息でw、そっちへは結局行かずじまいでした。この探索は早々にあきらめ、次に山頂へ行く事にします。
山頂には、大きな”お山のかんらんしゃ”が立っていて山麓側から見ると本当に見晴らしが良さそうです。安索の支柱が印象的な赤く塗られたペアリフトに乗ると楽々に山頂まで行く事ができ、天気も大変良く暖かくって、とってもいい空飛ぶ散歩でした。そのまま吸い込まれるように待ち時間の全くなかった、お山のかんらんしゃに乗りました。観覧車の上の方は少しの風でも大きく揺れ(るような気がして)とっても怖かったです。
来た時間が午後だったので、日暮れが早く、名残惜しいけど早くも帰りの時間に。相模湖駅に着いた時にはもうとっくに日が暮れていました。早く帰ろ〜っと。
(メモ)
スーパースライダーの情報がどこかに転がっていないものかと調べていたら、こんなページを見つけました。プレジャーフォレストのスタッフブログです。筆者が行ったこの時はすでに撤去された後だったんですね。残念。
(メモ2)
よく見たら(掲載日現在の)google mapにスーパースライダーのリフトが掲載されていますね。最も拡大すると出て来ます。
○山頂ペア・山麓駅
さがみ湖リゾートプレジャーフォレスト(山頂ペア)の山麓駅です。山頂にあるお山のかんらんしゃへの唯一のルートです。強風などでリフトが運休する時には代替のバスが走るのだとか。山麓駅は不思議な三角形の飾りがつけられた中に原動機が入っています。
○山頂ペア・山頂駅
山頂駅です。広い芝生が広がっていてお弁当広場みたくなっています。山麓駅からは小さく見えていた観覧車が目の前にあります。
○お山のかんらんしゃ
天高く馬肥ゆる秋。空は本当に青いね〜(え?フイルムで嘘つくな?)
観覧車からは遠く遊園地の全景はもちろん相模湖まで見渡す事ができました。富士山が見えることもあるとの事でしたが、この日は見えてなかったように思います。
(’09年10月11日取材)
Tuesday, March 06, 2012
静岡鉄道 日本平-久能山(1075m)
○公式HP
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○DATA
・三線交走式
・開業:'57/05/31
○場所
静岡県静岡市清水区草薙597-8
しずてつジャストラインバス:日本平(終点)下車すぐ
tel.054(334)2026
○取材記
かつらぎ山ロープウェイを見たあと、伊豆長岡から電車とバスを乗継いで、今回の旅行の最終目的地のここ日本平ロープウェイにやってきました。静岡鉄道に乗ったりして遊んでいたら静岡駅前に着いたのが13時30分頃で日本平行きのバスが目の前で行ってしまい約1時間待ちの最終から2本(2時間)前の14時23分のバスに乗る事になりました。久能山への観光時間を考えれば時間の猶予がほとんどありません。
日本平に着いて最初にすることは、駅舎の撮影もありますが、先ずは帰りの最終バスのチェックです。そして日本平駅上の展望台のようになっているところに上がり、そこからロープウェイの発車を見送りながらシャッターを押しました。上がっていくと丁度発車するところで、準備時間が短かったからか、失敗作の量産で結局その様子を数往復見送りました。
それから駅へ行って久能山観光へスタートです。国宝である久能山東照宮は徳川家康公を祀る神社で、静岡で晩年を過ごした後、久能山に眠ることを家臣に託したことにより建立されたものです。日光東照宮の原型とされ、とても荘厳な雰囲気で早足で見て回るのは気が引けるところです。
そして帰りのロープウェイに乗ったら、帰りのバスにギリギリ間に合う時間でした。長旅?で疲れたので今日は新幹線で帰京しようと思う。新幹線車内でビールを飲んだらあっという間に東京でした。
(’09年09年23日第2回取材、’99年05月04日取材)
Sunday, February 19, 2012
大日 かつらぎ山ロープウェイ・温泉-葛城山(1792m)
○公式HP
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○DATA
・単線自動循環式
・開業:'62/05/03
○場所
静岡県伊豆の国市長岡260-1
伊豆箱根バス:伊豆の国市役所前下車すぐ
tel.055(948)1525
○取材記
あさいちの伊東駅から修善寺駅への路線バスに乗り、伊豆箱根鉄道から路線バスに乗換て、どこの国だかわからない伊豆の国市役所前で降りました。ここの自治体は以前はどんな名前だったんだけ?
到着の時間が早かったので、まだロープウェイが営業開始前でした。駅員の皆さんで掃除をしたり、機械類のチェックをしたりと開業の準備をしていました。筆者は始業前点検運転中のロープウェイを撮影してオープンを待ちました。その間に新宿行きの高速バスが出発してゆきました。ここまで新宿から直通で来れるのか〜(へえ〜)。しかも山麓駅横付けか〜。そして駅に営業開始のアナウンスがあったので、切符を買ってゴンドラに乗り込みました。流石に始発のゴンドラは空いていました。
こんな早朝だったのに山頂駅前にある、「見晴らし茶屋」に引かれて、富士山の火山石で焼いた、名物の焼だんごをいただきました。見晴らし茶屋からは富士山がバッチリ見えるはずなのですが、この時はあいにくの曇天で稜線がわずかにうっすらと見えるだけでした。天気予報は確か快晴だったので、雲がどっか行かないかな〜と、しばし粘ったのですが、そんな様子もなく諦めて下山しました。
その前に山頂駅の脇にある、こぶさんのブログに従って、山頂駅の脇にある木製テラスで搬器でも眺めようかと思ったら、そこには写真を撮っている方がいたので、控えめに数枚撮って退散しました。
さてこの日はもう一カ所ロープウェイへ行こうと思います。再び伊豆長岡駅へバスで戻ります。
(メモ)
現在はNCリゾートグループの傘下となり、伊豆の国パノラマパーク(ロープウェイ)となっているようですね。ゴンドラの塗り分けも変わっているようです。
(’09年09年23日第2回取材、’99年02月21日取材)
Saturday, February 18, 2012
東海自動車 小室山観光リフト(252m)
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○場所
静岡県伊東市川奈小室山1428
東海バス:小室山リフト下車すぐ
tel.0557(45)1445
○リフト(取材日現在)
・単線固定循環式特殊索道(1):小室山観光リフト(252m)
(太字は筆者の走破線区)
○走破記
大室山登山リフトへ行った帰り道に、同じ伊東市内にある小室山観光リフトへ行く事にします。小室山は大室山と同じ伊東市にある噴火山でやはり同じようなお椀を伏せたような稜線が特徴となっています。そして同じように山頂が窪んでいてそこが火口跡でやはり神社が奉られています。しかし山には木々が茂っていて芝生ではありません、そしてここの見頃はつつじの咲き乱れる5月のようです。もっともこの日は気候が良かったので多くの人出がありました。
伊東駅からは小室山リフトに直接行く路線バスが出ていますが、筆者は大室山からの帰りに乗車した伊東駅行きの伊東商業高校前で降りて歩いても行けるようなのでそうする事にしました。バス停を降りて小室山リフトまで歩きます、その間は保養所銀座で多くの企業や自治体の保養所の案内看板が見え、つばき館とつつじ園があって春先には混雑しそうな予感です。
山麓駅にやっと着きました。リフト乗場がよくわからないので、建物の中に入っていくと、切符売場と乗場がありました。お土産屋さんの奥にあって、ボーっとしていると見落としてしまいそうなところです。そして慎重にシングルリフトに乗り、山頂の展望台の建物で伊東市街を眺めます。ちょっと展望台が狭くちょっとだけ混雑しています。山頂をうろうろしていたら急にお腹が空いてきました。よく考えたらこの日は昼食が時間の関係で食べられなかったので、山頂レストハウスでもと思ったのですが、山頂での食事の提供はなかったのでとりあえず降りることにします。山麓には和食処つつじ亭があったのですが、ちょうどいい路線バスの便がないようなので、諦めて伊東商業高校バス停まで歩いて行く事にしました。
伊東駅からは修善寺駅へバスで抜けようと思ったのですが、この日の便は既に終了していて(まだ17時前なのだが)、その足で観光案内に行き今日の宿を紹介してもらいます。紹介してもらった宿は川奈駅のすぐ近くのところでした。川奈駅は小室山リフトの最寄り駅で何だかな〜と思いながら、先ほど乗って来たバス路線でまた逆戻りすることになりました。
○山麓駅
小室山観光リフトの山麓駅です。大きな建物にお土産や食堂施設そして切符売場が並んでいます。リフト乗場はお土産やの中にある切符売場でリフト券を買ってそのすぐ横にあるガラス戸をガラガラ〜と開けて入った(建物から出た)先にあります。
○搬器
同じ伊東市内にある大室山リフトとは違ってこちらはシングルリフトです。小室山観光リフトの方が海に近く太平洋を望むことが出来ます。
○山頂駅
小室山観光リフト山頂駅です。山頂駅は展望台の建物のすぐ脇にあり、写真に写り込んでいる庇が展望台の建物のものです。
(’09年09月22日取材)
Sunday, February 12, 2012
池観光開発 大室山登山リフト(305m)
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○場所
静岡県伊東市富戸先原1317-5
東海バス:伊豆シャボテン公園下車すぐ
tel.0557(51)0258
○リフト(取材日現在)
・単線固定循環式特殊索道(1):大室山登山リフト(305m)
(太字は筆者の走破線区)
○走破記
翌(09月22日)には、大室山登山リフトへ行きました。大室山は伊東市にある噴火山でお椀を伏せたような稜線が芝生で覆われた山で国指定天然記念物となっています。ここは神の山として地元住民に慕われおり、山頂はすり鉢状に窪んでいて、その周囲がお鉢めぐりという観光コースとなっています。その窪みはかつての噴火口ですが、現在はその中は観光用のアーチェリー場として使われています。また山頂駅の脇には浅間神社が奉られています。
さて筆者は、下田駅前のBHを出発して、伊豆急行線を富戸で降りればいいのかな?とか悩みながら、バス路線の情報を調べてみるとバスは伊東発だということなので、乗り継ぎの状況とかがよくわからないので伊東で乗り換えることにしました。伊東駅に着いてバス乗場に真っ直ぐ行くとちょうどバスがいたので、すぐに乗ると今しがた電車で移動して来たばかりのルートを富戸までトレースして戻って、そこからシャボテン公園の方へ右折して入ってゆきました(完全な無駄足w < 筆者)。
午前中の気候のいいうちに行こうと思って、朝いち?で来たのですが、ちんたら移動しているうちに到着は10時ごろになっていました。少しづつ撮影しながら行こうと思って、あたりをうろうろしている間にどんどん待ちの行列が長くなってゆきます。これはすぐに並ばないとえらく待たされるな、と思ったのですぐに並ぶことにしました。しかし切符の売場がわからないので、いったん乗場の方へいくとその待ち行列は切符売場に繋がっているようでした。結局30分ぐらい並んで切符を買ってやっとリフトに乗る事ができました。夏山リフトでこれほど並ぶ所はめずらしいかもしれません(そういえば高尾山では乗車整理券を配っていたな〜と思い出す)。
山頂駅からはすり鉢状の火口跡?を見ながら巡る稜線を一周あるくハイキングコースがあり、多くの人がここを歩いて、大室山の美しい稜線、伊豆半島の景色を楽しんでいます。このハイキングコースは順路が指定されているので、全ての人が同じ方向に向かって歩いていてちょっと異様ではありますが、それもまた楽しからずやでしょう。寒くもなく暑くもなくとっても気持ちのいいハイキングとなりました。
(メモ)
大室山の山焼きは、毎年2月の第2日曜日に行われています。その様子はニュースでもよく取り上げられていて有名かと思います。因に今年の2月の第2日曜日は今日(この掲載日)ですね。
○山麓駅
山麓駅とその原動機です。乗場の隣にあるのは切符売場です。運転室の建物も兼ねているのかな?それにしてもすごい行列ですね。
○搬器
搬器からは大室山の稜線越しに、伊東市街そして太平洋を望むことが出来ます。綺麗ですね〜。
○山頂駅
大室山リフト山頂駅です。降りて数歩あるくと独特のすり鉢状の火口跡が目に飛び込んできます。山頂には貨物用のモノレールが2カ所に張り巡らされていました。こんな写真を撮っているのは筆者だけでしたが…
(’09年09月22日取材)
Wednesday, February 08, 2012
下田ロープウェイ 新下田-寝姿山(540m)
○公式HP
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○DATA
・三線交走式
・開業:'61/11/01
○場所
静岡県下田市東本郷1-3-2
tel.0558(22)1211
○取材記
搬器交換の行われた下田へ行く事にしました。東京駅に行くとちょうどスーパービュー踊り子がいたので、早速指定席券を買い求めて電車に乗ります。今日の目的地はここで乗ってしまえば、もうほぼ着いたも同然と言えるぐらいアクセスの楽な所です。
この日はここで泊まるつもりで来たので、伊豆急下田駅についてすぐに構内の観光案内に行って宿を聞いてみますが、ハイシーズンなので全くありませんとの返答をもらってがっくりします。しかしそこにはロープウェイの割引切符が売られていたので、そちらだけを購入して山麓駅へ歩いてゆきます。
下田ロープウェイは’09年07年18日にそれまでの旧施設から架替で現在の搬器となっています。新緑に桜の絵が描かれた風景にマッチするデザインの搬器です。
午後をだいぶまわっていたので、観光バスが多数乗入れるには少し遅い時間だったためか、車内には満員ではなくまだ少しの余裕がありました。その車窓からは下田市街が一望できます。しかし寝姿山が遮っているので太平洋を望むことは出来ません。車内には"Ansaku 安全索道"と"TOKYU CAR 東急車両"の銘板が並べて貼ってありました。その写真を撮ったつもりでしたが、あとでその写真を見ると手前に立っている乗客の手のひらが大きく写っていました、なんだかな〜
山頂は「絶景」と「縁結び」の名所とされていて、花公園となっています。そのためかカップルが非常に多く目立っていました。下田湾を望む山頂からの風景は本当に絶景でした。さて、しばし景色(とロープウェイ)を眺めたのち山頂駅でまどろもうとしますが、”そうだ今日の宿をまだ取って無かった”とハタと気がつき、山麓駅に急いで降りて、このロープウェイの山麓駅の目と鼻の先にあるBHで、今日の空きを聞いてみたところ”すこし風呂場の排水が流れにくい部屋だけがあるけどどうします?”とのことだったので、そこに泊めていただくことにしました。
宿にチェックインしてから、下田市内の外れにある公衆浴場へ行きました。とってもいいお湯でした。
(’09年09年21日第2回取材、’00年01月30日取材)
Sunday, January 15, 2012
お丸山公園 シャトルエレベーター(169m)
○公式HP
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○DATA
・単走式
・開業:'??/??/??
○場所
栃木県さくら市喜連川5478-4
028(686)6500
(住所及び電話は喜連川スカイタワーのもの)
○走破記
那須ロープウェイを早めに切り上げたあと、電車を氏家で降り馬頭行きの東野バスに乗りました。お次ぎは喜連川へ行こうと思う。この喜連川はJR東日本が温泉付き住宅を販売しているところとして有名で、筆者もその地名だけは知っていたところです。
路線バスは2系統の路線があり、喜連川を通ってその先へ行くものと、喜連川の市街地をくるくると回って最終的に喜連川温泉(お丸山公園の山頂にあります)で終点となるものがあります。筆者の乗車した馬頭行きはその前者の方なので、街の入口のところにある喜連川本町で降りて、市役所喜連川庁舎の方を目指して歩きます。
今日の物件はその裏手にある、お丸山公園へ登るシャトルエレベータです。エレベータ乗場へ歩いて行くと、上の方から建物のような尖った車両が降りて来る。時間的にこれから公園へ登る時間でないのか?利用者は筆者だけのよう。ところがまだ切符を買っていないので、運転手氏にことわってから、エレベータをしばし待たせて、乗車券を買ってからのり込みました。
エレベータは、掲示の仕様表(写真にいれておきました)によれば、4本スキップレール方式と呼ぶようです。通常のスロープカー施設はレールが中央に一本のみのモノレール形式のものが多いが、ここのものはそれとは違い、大きなレールが車両の両端の2本位置しています。この軌道だけ見ると少し鉄道っぽい?ですね。
山頂駅に着きました。山頂には木々の生い茂るフィールドアスレチックを擁する自然公園、その奥には喜連川スカイタワーと喜連川温泉(日帰り温泉施設)老人福祉センター 喜連川城などがあり、喜連川温泉行きの路線バスの終点もあります。
筆者は喜連川スカイタワーに登って、しばし景色を眺めたあと、温泉施設で今日の汗を流してから帰ることにしました。シャトルエレベータの営業が終わる時間となってしまったので、喜連川温泉バス停から路線バスに乗ります。バスの本数が少ないのでお風呂に入る時間を調整しながら入りました。
さて、家に帰りますか。
(メモ)
このお丸山公園は、’11年03月11日に発生した、東日本大震災の影響によって、敷地に長さ700mにわたる亀裂(地割れ)が生じ、公園内の各種施設が破損し、周辺地区に避難勧告が出され、お丸山公園への立ち入りが禁止された。さらに’11年09月22日には台風15号がこの地を直撃し、その亀裂から、南側斜面が幅70m、長さ140mに渡って崩壊し、山麓の民家3棟と山麓にある温泉施設、第一温泉浴場 もとゆなどを直撃した。この範囲は避難勧告地域内であったため、けが人などの人的被害はなかったとの報道がされています。
この為、掲載日現在もお丸山公園への立入りが禁止されていて、その再開が危ぶまれています。
(’09年09月13日取材)
Saturday, December 10, 2011
東野交通 那須岳山麓-山頂(806m)
○公式HP
タイトルをclick!
○DATA
・三線交走式
・開業:'62/10/19
○場所
栃木県那須郡那須町大字湯本字那須岳215
tel.0287(76)2449
○取材記
早起きして那須岳へ向かいました。
那須ロープウェイは’02年04年にそれまでの旧施設からの架替が行われて現在の110人乗りの大型搬器となっています。筆者が最初にこの線に乗車したのは’93年11月のことで、46人乗りの2代目?搬器だったはずなのですが、その時には写真などは全く撮ってなくとっても残念。
この日の筆者は、東北線の普通電車にひたすら乗って、那須塩原駅へ到着。ちょうどロープウェイへのバス便が空く時間だったので、無駄に駅の周りをうろうろしてみる。那須塩原駅の1階にはかつて国鉄バスの駅があった跡があったりして新しい発見があった。
東野交通の路線バスに乗ること約80分、ようやく那須ロープウェイの山麓駅へ到着。この日は秋の行楽シーズンのまっただ中で、観光バスが次々に乗り付け、バスガイドが乗客をロープウェイへ誘導していました。それでも現在の110人乗りの搬器は輸送力に余裕があって、満員による積み残し等はないように見えました。
風が強く、山麓駅の改札内には、気象警戒運転中(Under watch weather operation)の案内板が出ていました。これは、強風、雷などで運転休止となる時に発令されると書いてあります。つまり”強風の為、運転中止になることがありますよ”との警告を乗客に与えています。一般的のロープウェイでは、こういった時に実際に強風になると、すぐに運転を中止し、山頂駅にすでにいる乗客は徒歩による下山を余儀なくされることがあります。ところがこのロープウェイには山頂駅から徒歩で直接下山する歩道がなく、徒歩で降りるにはいったん茶臼岳の山頂まで登ってから、別のルートへ歩いて降りるしかなく、山頂駅からの放送が聞こえないところまで行ってしまうと、軽装の観光客は降りる事が出来なくなりますよ〜と、という意味だと思うのです(乗客の方は、そういったことはあまり理解していないと思う、たぶん)。
搬器には、前面に大きく愛称名の”りんどう”または”かっこう”と、”New 108”と大きく書かれています。この108はこのロープウェイの運営会社である東野交通(とうやこうつう)を示すものです。東急電鉄(109で表記されることがある)より、我々の方が偉いんだぜ?という意味です(本当かよ?)。しかしその前に付いている”New”は一体何を意味しているのか、未だに筆者にはよくわかりません。
この日の山頂駅付近は本当に強風で、この大型の搬器が大きく揺れました。たしかにいつ運転中止となってもおかしくない状況のようです。山頂駅付近は、気象条件が厳しく植生限界を超えているので、駅の周りは石ころの世界で、風をとめるものも無いため、その強風はもろに歩きに影響します。長くいると容赦なく体温を奪っていきます。
筆者は、にわか登山客の格好で来たので、そんな強風のなか山道を歩くのは不可能と思い、ロープウェイが停まらないうちに早いとこ下山しました。
(’09年09年13日取材、’93年11月27日走破)