Sunday, January 15, 2012

お丸山公園 シャトルエレベーター(169m)

○公式HP
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○DATA
 ・単走式
 ・開業:'??/??/??

○場所
 栃木県さくら市喜連川5478-4
 028(686)6500
 (住所及び電話は喜連川スカイタワーのもの)

○走破記
 那須ロープウェイを早めに切り上げたあと、電車を氏家で降り馬頭行きの東野バスに乗りました。お次ぎは喜連川へ行こうと思う。この喜連川はJR東日本が温泉付き住宅を販売しているところとして有名で、筆者もその地名だけは知っていたところです。
 路線バスは2系統の路線があり、喜連川を通ってその先へ行くものと、喜連川の市街地をくるくると回って最終的に喜連川温泉(お丸山公園の山頂にあります)で終点となるものがあります。筆者の乗車した馬頭行きはその前者の方なので、街の入口のところにある喜連川本町で降りて、市役所喜連川庁舎の方を目指して歩きます。
 今日の物件はその裏手にある、お丸山公園へ登るシャトルエレベータです。エレベータ乗場へ歩いて行くと、上の方から建物のような尖った車両が降りて来る。時間的にこれから公園へ登る時間でないのか?利用者は筆者だけのよう。ところがまだ切符を買っていないので、運転手氏にことわってから、エレベータをしばし待たせて、乗車券を買ってからのり込みました。
 エレベータは、掲示の仕様表(写真にいれておきました)によれば、4本スキップレール方式と呼ぶようです。通常のスロープカー施設はレールが中央に一本のみのモノレール形式のものが多いが、ここのものはそれとは違い、大きなレールが車両の両端の2本位置しています。この軌道だけ見ると少し鉄道っぽい?ですね。
 山頂駅に着きました。山頂には木々の生い茂るフィールドアスレチックを擁する自然公園、その奥には喜連川スカイタワーと喜連川温泉(日帰り温泉施設)老人福祉センター 喜連川城などがあり、喜連川温泉行きの路線バスの終点もあります。
 筆者は喜連川スカイタワーに登って、しばし景色を眺めたあと、温泉施設で今日の汗を流してから帰ることにしました。シャトルエレベータの営業が終わる時間となってしまったので、喜連川温泉バス停から路線バスに乗ります。バスの本数が少ないのでお風呂に入る時間を調整しながら入りました。
 さて、家に帰りますか。

(メモ)
 このお丸山公園は、’11年03月11日に発生した、東日本大震災の影響によって、敷地に長さ700mにわたる亀裂(地割れ)が生じ、公園内の各種施設が破損し、周辺地区に避難勧告が出され、お丸山公園への立ち入りが禁止された。さらに’11年09月22日には台風15号がこの地を直撃し、その亀裂から、南側斜面が幅70m、長さ140mに渡って崩壊し、山麓の民家3棟と山麓にある温泉施設、第一温泉浴場 もとゆなどを直撃した。この範囲は避難勧告地域内であったため、けが人などの人的被害はなかったとの報道がされています。
 この為、掲載日現在もお丸山公園への立入りが禁止されていて、その再開が危ぶまれています。

(’09年09月13日取材)