Sunday, November 22, 2009

愛・地球博に見る鉄道風味な乗り物

もういまさら?の感が否めませんが、愛・地球博に見られる鉄道風味な乗り物をまとめました。
筆者が急ぎ足で見たものだけをまとめたものですので、他にもいろいろあったんじゃないかと思います。

○グローバル・トラム
 長久手会場のグローバル・ループと呼ばれる空中回廊を走るバッテリー駆動の遊覧バスです。会場内の4駅(北ゲート、コモン1、コモン3、西ゲート)を結ぶ2.6kmの循環路線です。グローバル・ループは歩行者も多く歩いていますので危険防止の為に車両の前に先走りが周囲の歩行者に危険を知らせながら走ります。その様子はかつての路面電車のものを彷彿とさせちょっと微笑ましいものでした。
 この遊覧バスの車両は万博閉幕後、岩日北線記念公園へ移籍し、今ではトコトコトレインとして活躍しているようです。こちらも見てみたいものです。

○会場間燃料電池バス
 長久手会場と瀬戸会場を会場内移動機関として、モリゾーゴンドラと並んでこの会場間燃料電池バスが運行されていました。見た目が普通のバスなのでモリゾーゴンドラと比べて地味な存在でした。しかしなかなかのハイテクバスで水素を燃料とした燃料電池と2次電池としてニッケル水素電池を積む、今をときめく無公害のバスです。

○ワンダーサーカス電力館(電気事業連合会)
 パビリオン内はフク丸エクスプレスと呼ばれる、電車のような乗り物に乗って移動するパビリオンです。パビリオンのテーマは四季でとっても綺麗でした。この乗り物発車するときは電車みたいに見えますが、1両ずつくるくる廻ったりとなかなか凝った動きをします。そしてパビリオンの最後のハイライトとして外から見えるウインドウの中で1編成の4両が全て前を外側を向けて回転してから終着となります。その様子は外から見るととっても不思議で中はどうなっているんだろ?という謎をかきたてます。
 
○JR東海 超電導リニア館
 会場内はリニアモーターカーに関する一連の展示とCG上映があります。パビリオンの外にはリニア超特急のモックアップが展示されていて、そのモックアップ内では500km/h走行のビデオが常に流されその乗り心地を夢見る事ができます。

○それ以外の鉄道風味な展示
 ささしまサテライト会場(DeLaFantasia)にはこんな写真の乗り物がありました。
 ほかにもいろいろいましたが。こんなのを撮影して廻るとそれだけで1日必要なので適当に切り上げました。

Saturday, November 14, 2009

2005年日本国際博覧会協会 原動停留所-緊張停留所(愛・地球博 モリゾーゴンドラ)(2026m)

公式HP
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○DATA
 ・単線自動循環式
 ・開業:'05/03/25

○交通情報
 このロープウェイは現在廃止になっていますので、交通情報は省略します。

○走破記
(’05年06月13日)
 万博八草駅は名古屋からのエキスポシャトルの終点駅でここでリニモに乗り換えて、会場へ向かう人々の大行列が出来ていました。いやな予感がしましたが、瀬戸会場へのシャトルバスはがらがらで余裕のかぶりつき乗車で瀬戸会場に到着です。
 瀬戸会場に入場する前に、そこに見えるモリゾーゴンドラの屈曲部の写真を撮るべくそちらへ歩いていくと、たちまちガードマン数人に取り囲まれて「どこえいく?」とか「ここから向こうへは行ってはいけない」とか言われて、ろくに写真も撮らせてもらえない状況。今冷静になってこの文章を書いていたらまた腹が立ってきた。そもそもここは敷地外だからどこへ消えようが勝手なはずでは?リニモもそうだがこの堅苦しいガードマンは最低である。まー次から次へといろんな客がやってきて警備するほうも大変でしょうけど。
 で、しばし瀬戸会場をうろうろしたあと、燃料電池バスで長久手会場へ移動します。次はキッコロゴンドラに乗りましょう。でもこんな状況なんで燃料電池バスが大混雑で代替の普通のバスも混ぜて走らせていました。筆者が乗ったのは天然ガスハイブリッドバス。それっていつも大阪市内で乗ってるやつでしょ?Orz

(リベンジ:’05年06月26日)
 前回の経験を生かし今回は12時ごろ大阪の自宅を出て、近鉄→エキスポシャトル→シャトルバスと乗り継いで、閉園間近の瀬戸会場へ向かいます。そして瀬戸会場の施設には目も暮れずまっすぐにモリゾーゴンドラを目指します。
 モリゾーゴンドラは。。。40分待ちでした。というかもう少し到着が遅れていたら、乗車締切で乗れないところでした。反対の長久手会場からくるゴンドラががらがらなので帰り道にこれを使うのは賢いかもしれませんね。ま、今言っても遅いわけですが。そして無事乗車。屈曲部を通ってすぐに液晶シャッターで窓ガラスが真っ白になりました。ゲレンデの濃霧の中みたいだなぁ。などと思いながら、リニモの線路を越えてやっと長久手会場へ到着リベンジを果たしました。
 このあと夕方の人が減るのをみはからって、電力館、JR東海、三菱館とはじごして、混雑を避け尾張瀬戸行きシャトルに乗って会場をあとにしました。翌日はサテライト会場に行きました(ここに掲載するようなものは特にないです)。

(メモ1)
 どちらが原動停留所でどちらが緊張停留所なのかメモしてくるのを忘れました。

(メモ2)
 いまだに公式ホームページが存在していてちょっと感動でした。

(’05年06月13日取材、’05年06月26日追加取材) 

Sunday, November 08, 2009

2005年日本国際博覧会協会 北ゲート-EXPOドーム(愛・地球博 IMTS)(1.6km)

公式HP
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○DATA
 ・IMTS(磁気誘導式鉄道)
 ・開業 '05/03/25-'05/09/25(博覧会期間限定)

○交通情報
 この路線は現在廃止になっていますので、交通情報は省略します。

○走破記
 キッコロゴンドラから乗り換えです。ここらで外国館のあつまるこのエリアでうろつきたい気持ちがたくさんなのですが、ここはぐっと我慢します。まだ開場してさほど時間も経ってないこの時間、こちら側からの乗客は少ないはずなので今のうちに乗っておきたいところです。ということで一目散にEXPOドーム駅へ。
 だれもいないぞ??いやーな予感がしますが、列車は無事動いているようです。さて、万博会場内のIMTSはこのEXPOドームから西ゲートを通って北ゲートまでの鉄道(自動運転)区間とその中間駅の西ゲートからメッセ前までのバス区間があります。しかし今日はこのうちバス区間の方は機械トラブルの為運休していますと書いてあります(2週間後行ってみましたがやはり同じでした)。続いて運転形態ですがEXPOドームからの鉄道区間は3両の続行運転です。3両連結と言いたいところですが、個別に自動運転して衝突しないように車間をとって走ります。中間駅の西ゲートで最後部の1両はここで繋がってないけど切り離してメッセ前へ向かい、前2両で終点北ゲートへ向かいます。気持ち悪いぐらいがらがらの列車、なにせ乗客は筆者ともうひとりおじさんだけですから、そのあと家族が1組来ました。
 発車まではまだ時間があるようです。乗務員(助手席に案内係として乗車している)が来て、運転席に座っているモリゾーくんをはがして、その子供ずれの家族に記念写真用に貸していました。モリゾーくんは一緒に写真に写ったあと、顔じゅう引っ張りまわされていろんな顔をさせられていました。やっと出発時間になりモリゾーくんは子供たちから開放され運転席に戻されました。さぞ不機嫌だったでしょう。それから続行車両の2両目以降は助手席にキッコロくんが座っているようです。
 西ゲートに到着です。うあー!駅には長蛇の列が出来ています。あっというまに超満員になって終点北ゲートに向います。しかしIMTSって馴れてしまうと普通のバスですよね。今後どこまで高速化出来るかが生き残りの焦点でしょうか。というか、新交通システムと呼ばれる施設って例外なく遅いですよね。特に大阪モノレール(なんとかしてw)。
 えー、今日は運休のようですが、メッセ前まで歩いてバス停の写真をとる事にします。これが結構遠い、児童公園のようなところを通り抜けて、遠足らしい小学生、幼稚園児がたくさんいます。途中鉄・バ分岐点?の写真などを撮りながらつきました。メッセ前は意外と立派な駅でした。撮影完了っと。このあと同じ道を引き返して、会場内をうろうろし、大混雑のパビリオンを避け(ベトネム館の大行列を見たときにはもうあきらめました)、空いていたラオス館だけみて一目散に大阪へ逃げてかえります。本当に暑い一日でした、梅雨はいったいどこへ行ってしまったのでしょう。

(メモ)
 いまだに公式ホームページが存在していてちょっと感動でした。

(’05年06月13日取材)

Sunday, November 01, 2009

2005年日本国際博覧会協会 緊張停留所-原動停留所(愛・地球博 キッコロゴンドラ)(1120m)

公式HP
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○DATA
 ・単線自動循環式
 ・開業:'05/03/25

○交通情報
 このロープウェイは現在廃止になっていますので、交通情報は省略します。

○走破記
 モリゾーゴンドラ(残念ながら運休で乗れなかったけど)から少しあるいて接続できるところに、キッコロゴンドラの北駅があります。これまた大行列が出来ていて40分待ちだそうです。こちらのゴンドラはモリゾーゴンドラとは違って有料なので結構空いてるかなと思ったのですが、あてがはずれました。もしこれが無料だったら大変なことになっていたでしょうね。
 ゴンドラの形状は先程のモリゾーゴンドラとほぼ同じで、そのコースも万博会場内の中央を真っすぐに最南端へ抜けるコースです。万博会場内はこんな山深いところなのに意外と平坦で特に大きな高低差もなく、それだけに会場内の殆どすべての施設が見渡せていいです。眼下にはイベントスペースあり、池あり、はるか遠くには自動車工業会のパビリオンが見えます。
 そしてコースの最後の最後にIMTSの線路を越えて終点EXPOドームへ到着です。万博会場は南側にはゲートがないので、この早朝の時間こちら側からキッコロゴンドラに乗車する人は殆どいないようでした。次はIMTSに乗車しましょう。

(メモ1)
 北駅と南駅、どちらが原動停留所でどちらが緊張停留所なのかメモしてくるのを忘れました。

(メモ2)
 いまだに公式ホームページが存在していてちょっと感動でした。

(’05年06月13日取材)