Sunday, October 28, 2012

奥州市 ひめかゆ

○公式HP
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○場所
 岩手県奥州市胆沢区若柳字天沢17
 岩手県交通:ひめかゆスキー場下車
 tel.0197(49)2105

○リフト(取材日現在)
 ・単線固定循環式特殊索道(2):ひめかゆ第1ペア(566m)、ひめかゆ第2ペア(557m)
 (太字は筆者の走破線区)

○走破記
 国見平スキー場を早めに切り上げて、ふたたび山間部の岩手県道(37号)を走ってスキー場へ到着。国道397号沿いにあってあっけない程アクセスしやすい場所にありました。
 スキー場は比較的新しく’98年に開業しています。巧みな配置がされていてリフトは2本なんですが、とっても奥行きを感じます。但しそのあおりを食ったのがロングクルーズのコースで延長は長いのですが初級コースがだらだらと続くことになっています。最長1.4kmの滑走が楽しめますとの宣伝文句は嘘ではないのですが、その距離自体には期待しないほうが精神衛生上良いと思います。マイナスのことばかり書いていますが、もう一度言いますと”巧みなコース配置で奥行きを感じるスキー場です”という事です。
 さて、筆者がゲレンデに着いたときには、もう15時を回っていました。急いで支度をしてゲレンデへ。もう時間的に次のゲレンデへ行くというのは不可能なので、ここで閉園まで滑ろうと思います。例によってにコースガイドもろくに見ずにゲレンデに出たので、どんなコース配置なのかわからないまま、ひめかゆ第1ペアリフトに乗りました。リフトを降りると今来たばかりの斜面を降りる方向にしか行けなくて迷っていると、どうやら右手の方へ行くとひめかゆ第2ペアリフトへ行けるようです。
 結局、筆者は、このひめかゆ第2ペアリフトを使ってに繰り返し滑ることにしました。Dコース(上級コース)には下側にスノーボードパークが作られていたので、コースが狭く感じられるので、Cコース(中級コース)で滑ることにしました。真剣に滑ったらあっという間に半日券の元がとれました。
 今日はこれまで宿に向かいましょう。

(メモ)
 奥州市は’06年02月20日にいわゆる平成の大合併によって、水沢市、江刺市、前沢町、衣川村の2市1町1村が合併して出来た新しい市です。
 胆沢区は市町村の合併の特例等に関する法律(合併特例法)第23条以下で規定されている、地域自治区にあたります。

(メモ2)
 スキー場名のひめかゆは、主に東北と北海道地方に群生する高山植物の固有種のヒメカユウの名前を由来としています。

○ひめかゆ第1ペアリフト、山麓駅
 駐車場に隣接して設置されている、ひめかゆ第1ペアリフトです。駐車場からはスキー場の奥行きがよくわかりません。

○ひめかゆ第2ペアリフト、山麓駅
 中上級コースが主体のB~Dコースをカバーする。ひめかゆ第2ペアリフトです。
 リフトは2基とも太平索道でした。

○ひめかゆ第2ペアリフト、山頂駅
 山頂駅からの見晴らしはとても良く、ゲレンデに並んで座り込んでいるカップルがいました。

(’10年03月06日取材)

Sunday, October 21, 2012

奥州市 国見平スキー場

○公式HP
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○場所
 岩手県奥州市衣川区長塚303
 前沢駅から20km
 奥州市衣川バス「星空号」:国見平温泉バス停から3.0km(休日は運休です)
 tel.0197(52)6411

○リフト(取材日現在)
 ・単線固定循環式特殊索道(2):第1ペア(813m)、第2(744m)
 ・廃止(2):第3(803m)、ロープトゥ(?m)
 (太字は筆者の走破線区)

○走破記
 祭畤スキー場を早めに切り上げて、山間部の岩手県道(49号と37号)を走り国見平温泉からアクセス道路に入る。きちっと除雪されたよい道でした。
 スキー場へ到着。駐車場内は除雪が充分でなく、ここ入ったら後で出られなくならないか?という疑問を持ちながらも、ゲレンデに近いところに停めました。ここも’08年06月14日に発生した岩手宮城内陸地震の影響で閉鎖となっていましたが、’09−’10年シーズンより再開となっています。
 ゲレンデには普通の?建物がなくってレンタルもゲレ食もプレハブ小屋でした。これも地震の影響なのかはよくわかりません。その小屋のどれかにあるリフト券売場を見つけてチケットをゲットしました。さて、ゲレンデに行くと第1ペアリフトがこのシーズンデビューのピカピカでした。とりあえず乗車して久々のピカピカのリフトに感動します。しかし事前の調べやゲレンデ内にもゲレンデガイドマップが見あたらなかったので、ゲレンデの様子がよくわかっていません。第1ペアリフトの上に立派な建物があって、”立派なゲレ食がここに?”と思ったがその建物は開いて無くゲレンデとは関係ない施設のようでした。とりあえずゲレンデ全体を把握するために、最外周になるように第1ペアリフトから山麓に向かって左へ左へ降りていくと、第3リフトの残骸?の前を通って第2リフトの前に出ました。
 第2リフトに乗って山頂駅に着くと、スキー場の全体が把握できました。このリフト沿いの一直線のダウンヒルのコースが見晴らしがよくて気持ち良さそうなので、ここで数回滑りました。
 またしても、名残惜しいですが、今日は予定が詰まっているので次へ向かいましょう。

(メモ)
 奥州市は’06年02月20日にいわゆる平成の大合併によって、水沢市、江刺市、前沢町、衣川村の2市1町1村が合併して出来た新しい市です。
 衣川区は市町村の合併の特例等に関する法律(合併特例法)第23条以下で規定されている、地域自治区にあたります。

○第3リフト、山麓駅
 廃止となった第3リフトの跡。まだ機材が残されていました。

○第2リフト、山麓駅
 第1リフトから左手に滑っていくと第3リフトを通って第2リフト前に出ました。ゲレンデ内にコース案内が全く見あたらなかったので、手探りでゲレンデを廻っています。
 その後ペアリフトに架け替えられたのでしょうか?’12年の安全報告書にはペアリフトとの記載があります。

○第2リフト、山頂駅
 国見平スキー場の奥にある中級コースをカバーする第2リフトです。山頂駅まで来ると全員に雪ダルマさんのお出迎えサービスがありました。うれしいです。

(’10年03月06日取材)

Sunday, October 14, 2012

一関市 祭畤スノーランド

○公式HP
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○場所
 岩手県一関市厳美町字祭畤251
 一ノ関駅から35km
 岩手県交通:祭畤バス停から1.0km(冬期は運休です)
 tel.0191(39)2020

○リフト(取材日現在)
 ・単線固定循環式特殊索道(2):祭畤第1(612m)、祭畤第2(454m)
 ・ロープトゥ(1)
 (太字は筆者の走破線区)

○走破記
 前泊の一関のBHを出てレンタカーを借り国道342号を一路西へ。この国道は冬期には祭畤の先の真湯温泉から西は冬期閉鎖となっているので、先へ行くほど交通量がどんどん少なくなっていきました。”空飛ぶ団子”で有名な厳美渓を過ぎると国道は山間路に。そして先の’08年06月14日に発生した岩手宮城内陸地震の影響で崩落した祭畤大橋の跡を左手に見ながら、その上流側に架けられた仮橋を渡って進みます。崩落した祭畤大橋は地震災害の貴重な記録として保存されることが決まっていて、新しい橋の建設とともに、この橋の保存工事が行われていました。
 行き先は祭畤スノーランド(スキー場)です。同スキー場は岩手宮城内陸地震の影響によって閉鎖となっていましたが、’09−’10年シーズンより再開となっているということでした。
 スキー場に着きました。リフト券売場はスキーセンターの立派な建物とは何故か別になっていて、駐車場の近くにプレハブぽい小屋にレンタルスキーと供に営業していました。そこで一回券を数枚購入してゲレンデへ。
 ゲレンデにはリフトが2本とロープトウが1本あります。このうちファミリーゲレンデをカバーするロープトウはこの日は営業していませんでした。祭畤第1リフト沿いのコースは南コースで初級コース、祭畤第2リフト沿いのコースが北コースで上級コースとなっています。不思議なことに中級コースはありません。しかしながら、上級コースはしっかりとグルーミングがされて、こぶにはなってないので斜度はキツいですが、中級コースを兼ねているのではないかと思います。筆者もこの北コースを数回滑りました。結構ホネのある斜面で疲れました。
 地震の痕跡は、スキーセンターの建物等には見られなかったのですが(もしかして新しい??)、祭畤第2リフト沿いには斜面が崩壊して地肌が露出している箇所がありました。同じ箇所の雪の下にはリフト線下の地面を養生しているブルーシートも覗いていました。スキー場再開には並ならぬ苦心があったものと想像されます。
 さて、名残惜しいですが、今日は予定が詰まっているので次へ向かいましょう。


○ロープトゥ、山麓駅
 取材日には動いていませんでした。南コースの一番山麓側にあるロープトウです。このあたりはファミリーゲレンデと呼ばれています。ちびっ子や初級者の練習にもってこいの斜面ですが、南コースの上からの滑走者がかっ飛ばして行くところでもあるので、ちびっ子を遊ばせるには気を使うでしょう。

○祭畤第2リフト、山麓駅
 リフトは比較的新しく。第1リフトは’95年で、第2リフトは’96年の日本ケーブル製です。スキー場も’95−’96年シーズンオープンなんですけどね。
 写真に写るコースは北コースで上部ほど斜度がきつく上級コースの案内があります。グルーミングはしっかりとされています。
○祭畤第1リフト、山頂駅
 途中右手に第2リフトの山頂駅を見てから、さらに上に延びるこのリフトは、このスキー場の一番高い地点まで行きます。山頂からは先の地震での崩落の跡などが遠景に見えます。

(’10年03月06日取材)

Saturday, October 06, 2012

魚沼市 関越国際大原スキー場

○公式HP
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○場所
 新潟県魚沼市大白川750-1
 南越後観光バス:大白川終点下車徒歩1.1km
 tel.025(796)2039

○リフト(取材日現在)
 ・単線固定循環式特殊索道(2):大原第1ペア(566m)、大原第2ペア(643m)
 (太字は筆者の走破線区)

○走破記
 この日も浦佐のBHを出て浦佐駅へ歩いて行く。浦佐駅でなにげなく浦佐スキー場を眺めると、前回取材時には動いていなかった第1ペアAリフトが動いているのが見えたので寄り道。準備をしてゲレンデに出るとそれは既に停まっているという失態を演じ、せっかくなので少し滑走して改めてスタート。
 電車で小出駅まで移動し大白川行きのバスに乗って大白川終点で下車する。BHは既にチェックアウトして出て来たので旅行道具とスキー道具一式を抱えて、ここまでの約1.0kmを歩く。荷物が重くて果てしなく遠く感じたがなんとか無事に到着し、1階にあった更衣室にそのまま入って準備。筆者の魚沼市の直営スキー場巡りは今日のここが最後。時間に余裕があるので思う存分滑ろうと思う。
 ゲレンデにはリフト2本が直列に架かり、第1ペアリフトの架かるゲレンデが第1ゲレンデ、第2ペアリフトの架かるゲレンデが第2ゲレンデと直列にざっと2つに分かれています。勿論続けて滑走することも出来ます。第1ゲレンデが初級コースが主体で第2ゲレンデが中級及び上級コースが主体です。そのためか第1ペアリフトはゆっくりと運転されています(速度を見てくるの忘れたw)。
 筆者は結局長く滑走出来るAコースをリフト2つを使って繰り返し滑ることにしました。適度にグルーミングがされていて、筆者も我流スキーでもスピードが出ました。楽しかった〜。筆者は一眼レフのカメラを持ってゲレンデを暴走しているので?リフトの係員に目を付けられているような気がしましたが、この際は気にしない事にします。
 さて、帰りの時間に、支度を済ませて、重い荷物は送ってしまうと思い、スキーセンターをうろうろするが、宅急便の受付が見当たらない。仕方が無いので事務所に行って宅急便を送ってもらえるように頼むと、”ちょっとまってて”と係の方々が集まって協議していました。結局スキー場のクローズの時間も近いので、宅急便の送れる場所まで車で連れていってもらえることになりました。ご迷惑をおかけいたしました。そしてありがとうございました。
 このあと、只見線の大白川駅まで行き、長岡経由にて帰京しました。

(メモ)
 魚沼市は’04年11月01日にいわゆる平成の大合併によって、堀之内町、小出町、湯之谷村、広神村、守門村、入広瀬村の2町3村が合併して出来た新しい市です。
 この合併によって魚沼市は市営のスキー場を5箇所抱えることになり、市が突如その合理化を発表したことから大騒ぎとなっています。

(メモ2)
 スキー場の名前は取材時にも”魚沼大原スキー場”又は”大原スキー場”となっていましたが、資料によっては”関越国際大原スキー場”のままとなっているものもあり、名称変更なのか?よくわかりませんでした。

○大原第1ペアリフト、山麓駅
 スキーセンターの目の前ににあるのがこのリフト。初級コースを含む第1ゲレンデをカバーするリフトなので運転速度がゆっくりです。


○大原第2ペアリフト、山麓駅
 リフトは比較的新しく。2基とも’95年の日本ケーブルによるもののようです。


○大原第2ペアリフト、山頂駅
 第2ゲレンデの最上部です。遥か背後には旧守門村の象徴?の守門岳があってその反対側が三条市になります。見えている範囲は見渡す限り魚沼市です。広いですね。


(’10年02月28日取材)

会津ただみ振興公社 只見スキー場

○公式HP
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○場所
 福島県南会津郡只見町大字只見字田ノ口24
 只見駅下車徒歩5分
 tel.0241(82)2304

○リフト(取材日現在)
 ・単線固定循環式特殊索道(1):第1ロマンス(535m)
 ・廃止(1):第2(418m)
 (太字は筆者の走破線区)

○走破記
 八海山麓スキー場を出てバスと只見線を乗継いで只見駅に着きました。只見線の大白川〜只見間は並行する国道252号線(いわゆる六十里越)の除雪がされない為に、冬期はこの鉄道が唯一の交通機関となります。利用者はそれなりにいて、ボックスシートが全て埋まっていました。ソレっぽい人が多いような気がしましたが、気にしない事にしておきます。
 只見駅からは路線バスなどあるはずもなく徒歩です。駅から見える場所にあるので、道に迷う事もありません。
 スキー場はリフト1本、コース1本のシンプルなスキー場です。その割にスキーセンターは立派で食事メニューも大変に充実しています。地元の憩いの場として活用されているようで多くの人で賑わっています。暖かいまったりとした時間が流れていて、筆者もすっかりくつろいでしまいました。
 対照的にゲレンデには滑走者は少なめで誰にも邪魔されることなく滑走出来ます。中間駅から山頂側は中級コースとのことですが、バーンが荒れ気味で(午後だから特にそうなのかも)油断していると足を取れます。所定の料金を支払うとゲレンデを貸切にするサービスがあるらしいですが、そこまでしなくても充分に貸切のような気がしますw。残念ながら、帰りの電車の時間が決まっているので(なにせ3往復しかない)時計を気にしながら滑走しました。
 時間が足りずに、名残惜しいですがスキー場をあとにすることにします。次はいつ来れるかな?
 さて今日も浦佐のBHに戻りましょう。

(メモ)
 ゲレンデに東側にはかつて第2リフトが架かっていたようですがよくわかりませんでした。三石神社の近くにあったとのこと(掲載日現在、只見スキー場の公式HPに貼ってある位置案内の地図にはそのリフトの記載があります。

○第1ロマンスリフト、山麓駅
 中間駅までの列と山頂駅までの列が分けられています。要は中間駅で降りる人は右側に座りなさいという事かと


○第1ロマンスリフト、中間駅
 この中間駅から下側が初級コースで、ここで降りずに山頂まで行くと中級コースとなります。スキー場はちびっこのスキーヤーが多くここで降りる人が多いです。


○第1ロマンスリフト、山頂駅
 スキー場は福島県の最西端に位置しています。山頂駅から望む遥か向こうには太平洋があるはずですが、そこまでの距離は約150kmあります。広いですね福島県。


(’10年02月27日取材)

Tuesday, October 02, 2012

権現堂観光開発 アクシオムスキー場

○公式HP
 ありません
 (スキー場はすでに閉鎖になっています)

○場所
 新潟県魚沼市大字赤土168-1
 (スキー場はすでに閉鎖になっています)

○リフト(取材日現在)
 ・廃止(6):権現堂第1ペア(612m)、権現堂第2ペア(428m)、
        権現堂第3ペア(701m)、権現堂山頂ペア(451m)、
        ロープトゥ(100m)、ロープトゥ(80m)

○取材記
 八海山麓スキー場を出て次のスキー場に行く途中で只見線に乗りました。車窓にアクシオムスキー場の全景がちょうど綺麗に見えていたので思わず撮影。
 アクシオム(AXIOM)スキー場は、’01年度まで営業していたスキー場です。経営不振により同年に廃業となりました。主体の権現堂観光開発は第三セクター会社で守門村の開発を目的に設立されています。スキー場にはリフト4本を擁し、浦佐駅からのシャトルバスの便があるなど本格的なゲレンデであったようです。15人以上の団体であればどこにでもお迎えに参りますとの宣伝攻勢をしたようです。
 撮影日現在のゲレンデにはリフトが残置されている様子が伺えます。しかしながらそのリフトも現在は撤去されたとの噂です(詳しい方がおられましたらご教授下さいませ)。やっぱ現地取材にいかなきゃだめだね>自分。

○スキー場の全景
 只見線の車内から撮影した、アクシオムスキー場の全景です。


○ゲレンデ中腹の拡大
 電車内からの撮影だったので、これで目一杯で残念。筆者が一生懸命こんな写真を撮っていたら、筆者の隣に座ってた人も車窓にカメラを向けていたけど、何を撮ったんだろう?まさか廃スキー場マニア?w


(’10年02月27日取材)