Saturday, November 26, 2011

谷川岳ロープウェイ 谷川土合口-谷川天神平(2399m)

○公式HP
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○DATA
 ・複式単線自動循環式(循環式フニテル)
 ・開業:'60/12/12(三線自動循環式)
  架替:'85/07/??(複線自動循環式)
  架替:'05/09/13(複式単線自動循環式) 

○場所
 群馬県利根郡みなかみ町湯檜曽湯吹山国有林
 tel.0278(72)3575

○取材記
 今日は谷川岳ロープウェイへ行ってみようと思う。
 谷川岳ロープウェイは’05年にそれまでの複線自動循環式の搬器から、風に強い複式単線自動循環式(循環式フニテル)に架替えられている。天神峠ペア山頂駅には、フニテルの試運転の頃の写真と思われる上記の両方の搬器が1枚の写真におさめられた写真が掲示されていた。
 さて、今日は気合いを入れて土合駅から歩いていくかな〜なんて思っていたが、家を出る時間が遅くなって、結局は往復新幹線のしかもトンボ帰りの贅沢な旅行となる。新幹線で上毛高原駅で降りると、谷川岳ロープウェイ駅までバスで乗換なし、と思っていた。ところがとっくに直通バスの無い時間になっていて、まずは水上駅行きに乗車する。水上駅で乗換えて谷川岳ロープウェイ駅行きに乗る。こうなるとバス運賃が倍近くになってなんかだまされた気分になる。上毛高原駅で直通の切符がないか、関越交通バスの案内所で聞こうとうろうろしたのですが、あいにく窓口は閉まっていました。
 ロープウェイの山麓駅には、多数の観光バスが既に停まっていて大賑わい。9月に入って天神平の初秋見物に多くの人々が訪れていた(この多くの観光バスはどんなコースで旅行しているのかな?)。筆者は谷川岳ロープウェイがフニテルに変わってからの初訪問で、初めて上京した観光客のようにキョロキョロしながら、駅構内をうろうろした。先ずは切符売場で乗車券を購入した。何故か自動販売機を停止させて、全て窓口での販売となっていた。窓口で売ってくれた切符は、厚紙で出来た硬券と呼ばれる切符だった。(この時の切符の地紋は”とぶてつ、TRC”と書いてある東武鉄道のものでした。これは谷川岳ロープウェイが東武グループの企業であることを示すものです。ネットの情報によれは、現在の硬券は無地のものが使われているようです。また、混雑時には乗車券の販売は自動販売機で行われていて、その時には硬券を拝む事さえ出来ない。という不思議な使われ方がされている。)
 山麓駅はかつての駅があった場所よりも山麓側に作られ、立体駐車場と切符売場とバスターミナルを有するターミナルの建物と、ロープウェイの山麓駅だけの建物を、改札内で国道291号を跨ぐ形で設けられた歩道で繋がれた敷地の広い駅となっている。かつての山麓駅はその現在のロープウェイの山麓駅から少しだけ国道291号を新潟!側へ行った場所にあったはずで、その場所は更地になっていた。
 さて、ロープウェイに乗り山頂駅に向かう、この日は比較的風が強くてロープウェイは揺れるかな?と思ったけど、さすがはフニテルで大きな揺れがなく非常に安定していました。そして新しく建てられた山頂駅に到着しました。旧駅は天神峠ペアリフトとの間にあったはずなのですが、こちらも綺麗に撤去されていました。
 このあと筆者は夏山リフトとして唯一運転されていた、天神峠ペアリフトを往復して、山頂駅レストハウスでのんびりしてから下山しました。帰路も、往路と同じルートで素直に帰りましたとさ。
 
(’09年09年06日第2回取材、’01年06月16日取材)

Saturday, November 19, 2011

鋸山ロープウェイ 鋸山山麓-山頂(680m)

○公式HP
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○DATA
 ・三線交走式
 ・開業:'62/12/12

○場所
 千葉県富津市金谷4052-1
 tel.0439(69)2314

○取材記
 今日は鋸山ロープウェイに行ってみようと思う。
 東京駅の高速バスターミナルへ行ったら、安房鴨川行きの”なのはな号”がちょうどいたので、すぐに切符を買って乗り込んだ。このバスはアクアラインを経由して高速が延びて俄然アクセスが良くなった内房方面に早く到達するバスです。ところかこのバスには問題があって、停車駅がアクアライン(海ほたる)の次は、鋸山の下をトンネルで通り抜けた先のハイウエイオアシス富楽里となっていて、肝心の浜金谷を通過してしまうのです。
 ハイウエイオアシス富楽里は徒歩15分ぐらいで、JRの岩井駅に徒歩で連絡できそうなので、高速バスでせっかく早く行っても、そこからJRでちんたらと戻ることになる(前段の話が長くなりそうなので中略)。
 浜金谷駅からは徒歩で、ロープウェイの山麓駅に着きました。夏休み最後の週末ということで、親子連れで混雑していて、臨時便が多数でているようです。乗車券を買って乗場へ行くと、行列が出来ていました。
 次の便の改札が始まり、なんとか乗れそうかなと思っていたら、筆者の前の人で満員御礼となり、筆者は次の便に乗る事になってしまった(おかげで搬器内から写真を撮れる場所を確保できて、結果的にはラッキーだったのかもしれません)。
 鋸山はかつての石切り場として有名で、房州石と呼ばる石材が建材用として盛んに切り出されていた場所です。ロープウェイ車内からも、不自然に四角くくりぬかれた、石が露出した山肌を見ることができ、そこでかつて石切が行われていた事を伺い知ることが出来ます。ロープウェイ山頂駅には石切資料のコーナーがあり、関東一円の実に多くのな場所で使われた事がわかります。
 山頂駅に着きました。山頂駅からは大仏を有する日本寺や石切跡などの観光コースがありますが、筆者はやっぱり鋸山山頂へ歩いて行く事にしました。他の人も山頂駅でうだうだする人と、山頂へとりあえず行くという人が多いように見えました。道すがらには穏やかな東京湾を望むことができます。
 山頂からふたたび山頂駅まで戻ってきました。山頂駅には切符売場があったので下りの切符を記念に買ってみました。というのもここで使われている乗車券はかつて国鉄等でよくつかわれていた、厚紙で出来た切符(鉄っちゃん用語では硬券と呼ばれるものです。)が使われていて、こんな切符が現役で使われているところは大変にめずらしく、今や絶滅危惧種となっているものです。
 山頂駅にはロープウェイがよく見える場所があったので、しばしそこで眺めてまどろんでいましたが、ロープウェイの最終時刻の案内放送が入りはじめました。まだ多くの人が山頂駅にいたのですが、その放送が入るころからか徐々に下山する人が多くなりました。筆者も最終便を待たずに下山することにしました。
 帰路は東京湾フェリーに乗ってゆったりと帰ることにしました。フェリーになんか乗ると急に遠くに来たような気がするのは不思議なものです。
 
(’09年08年29日第2回取材、’99年09月11日走破)

Saturday, November 12, 2011

京阪電気鉄道 中之島線(3.0km)

○公式HP
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○DATA
 ・普通鉄道(1435mm)
 ・開業:’08/10/19

○走破記
 祖谷温泉からJR、琴電、高速バスを乗継いで大阪で一泊して、その翌日京阪中之島線へ行く事にしました。例によって?大阪のBHをこの日は早朝ではなく、ゆっくり出発し、路線バスで直接中之島駅へ向かいました。
 京阪中之島線は京阪本線の天満橋から分岐し中之島への3.0kmの新線です。その路線は新規路線としてはとっても変わっていて、天満橋から2駅は既存の同社の路線と並行しています。その区間の運賃も同線のなにわ橋と大江橋の各駅ではそれぞれ並行する北浜と淀屋橋駅との同額となり、定期券に至っては両駅の選択乗車が認められています。
 ところが元の京阪線に近いとはいえ、梅田と淀屋橋駅の間にある鉄道空白地域に作られた為、地下通路で連絡するには距離が長くなるので乗換駅が少なく、地下線ながら地下通路を介して乗換えられる駅は、四つ橋線の肥後橋駅しかなく、それ以外は全て一旦地上を経由する乗換となっている。しかしながら例えば、大江橋駅では大阪/梅田までは徒歩で15分ほどと、地の利は決して悪くない。
 しかしそれが逆に災いし、わざわざ乗り換えてまで利用するような路線でもなくなってしまい、京阪線以外からの利用客を取り込めるのか?理解に苦しむ路線である。筆者は京阪本線の天満橋ー淀屋橋間の老朽化対策なのかな?と勘ぐってしまうのですがそんなプレスも噂もないようです。
 朝ラッシュ時の淀屋橋駅の線路容量不足による、電車の遅れは甚だしいらしく、それを解消することも目的の一つとしているようです。ところが肝心の利用客は中之島線を選択せず、終日閑古鳥が鳴いているありさまとのこと、とくに途中駅のなには橋駅は京阪の中で最も利用客の少ない駅になったとかならないとか。
 ’11年05月には同線を発着していた快速急行の出町柳行きの廃止を含む大幅減便が行われ、日中は準急と普通が10分おきに発着する支線降格相当?の扱いとなったようです。
 京阪としては中之島で終点となっている同線を西九条まで早期に延長し利用客の獲得を狙いたい意向があるみたいだが、これには大阪市、大阪府の同意が必要であり、また多額の税金の投入が必要とのこともあり、果たしていつになるのか解らない、さらに路線は舞州までの延長計画を持っているが…一方で大江橋駅から淀屋橋駅まで地下通路でつなぎ利用を計る計画などもされているようです。はたしてどうなりますか?
 さて、沿革のご紹介が長くなりましたが、筆者は中之島から同線の既に廃止になった日中の快速急行に乗り、そのまま出町柳まで行きました。そのまま東京の自宅に帰ろうと思います。
 この時に見た(写真にある)、日中の快速急行と区間急行、そして一般車による淀屋橋行き特急(枚方市始発)はいずれも廃止になったんですね。

(’09年08月13日取材)

Sunday, November 06, 2011

祖谷渓温泉観光 ホテル祖谷温泉 ケーブルカー(250m)

○公式HP
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○DATA
 ・単走式
 ・開業:'??/??/??

○場所
 徳島県三好市池田町松尾松本367-2
 0883(75)2311

○取材記
 昨日の和歌山の清水スポーツパークから、和歌山港を経由して阿波池田まで辿りつく。
 この日はその阿波池田を早朝に抜け出して、奥祖谷周遊モノレールへ行く予定。以前ここにはレンタカー屋があったはずと思いたち、その場所に行って見ると見事に更地になっていた…
 ということで、今日も路線バスで行く事になる。先ずは四国交通のバスでかずら橋まで行き、そこで三好市営バスに乗継ぐ予定、かずら橋では時間に余裕があるので、観光などしてみる、不思議なくらい沢山の人が橋を渡っていて、かずら橋は入場制限中だった。
 今回は大丈夫だろう?と思うのだが、念のため奥祖谷周遊モノレールに電話で運転状況を確認してみることにする。筆者の携帯を見たら圏外。だめもとで、あたりを見回すとかずら橋の入口のところに電話ボックスを発見。

 筆者「今日はモノレール動いてますよねぇ?」
 モノレール「今日は動いてません」
 筆者「あ!そうですか〜」

 ということで、本日終了w。

 さて、どうしようと思うが、そういえば祖谷温泉のケーブルカーが(筆者が前回行った時から)代替わりしているのを思い出し、そこにターゲットを変更する。かずら橋にいるタクシーを拾ってと思ったが、急ぐ旅でもないので、3往復になってしまった、祖谷温泉を経由する路線バスを利用する。かずら橋からは1150分発の出合経由阿波池田BT行きに乗り、祖谷温泉では1438分発の最終!阿波池田BT行きに乗れば、充分温泉が堪能出来ることがわかる。早朝に出発して来たので、そのかずら橋からのバスの出発にはまだ2時間以上ある。
 ケーブルカーに到着。先ずホテルの外でケーブルカーの写真を撮っていたら、係の人に声をかけられ、入浴出来るよとのこと(もちろんそのつもりで来ています)。
 入浴料を支払い館内に入る、この時は不思議なくらい人が少なく、温泉とケーブルカーを充分堪能できました。ケーブルカーも何故か往復とも筆者だけしか乗っていないという状態となり、かぶりつきに座りました(そこに座らないと動きませんw)。そして、山頂駅にある運転室から放送が入り”下りのボタンを押して下さい”との合図があり、その合図で筆者がボタンを押すとケーブルカーはゆっくりと山麓にある、露天風呂へ降りてゆきました。
 露天風呂は近年リニューアルされたらしく、以前の秘境のイメージと全く違う、綺麗な更衣室がありました。こういうのを悪く言う人がいますが、実際に利用してみると綺麗な方がいいし、新しい方が使いやすいに決まっています。露天風呂の方もリニューアルされているようでしたが、以前の秘境のイメージを残してあり好感がもてました。
 ケーブルカーで山頂駅に戻って、ホテル館内にある、内風呂の方で、お風呂に入り直します。内風呂からは頻繁に上下するケーブルカーを眺める事が出来ます。筆者は飽きるまでその様子をずーと眺めていました。
 この日はこのあと、大阪まで戻る予定です。

(’09年08月12日第2回取材、’02年11月03日取材)