Saturday, December 15, 2012

スマイルスキーリゾート 六日町スキーリゾート

○公式HP
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○場所
 新潟県南魚沼市小栗山2910-114
 六日町駅から5km(土日には無料シャトルバスがあります)
 tel.025(773)3311

○リフト(取材日現在)
 ・単線自動循環式特殊索道(1):第1クワッド(1066m)
 ・単線固定循環式特殊索道(4):第1ペア(701m)、第2ペア(469m)
        第3ペア(704m)、第6ペア(532m)
 ・廃止(1):八箇第1ペア(712m)
 (太字は筆者の走破線区)

○走破記
 翌朝、浦佐駅のBHを出て電車で2駅の六日町駅にて下車。六日町駅前には”六日町リゾート”と書かれたシャトルバスが停まっていた。筆者はうろ覚えで今日の行き先を六日町ミナミスキー場と記憶してきたので、このバスの運転手氏に聞いてみる。筆者:”六日町ミナミスキー場ですか?”、運転手氏:”はいそうです”という応答があったので乗り込む。あとで手元の資料をよく見たら、はっきりと”六日町リゾート”と書いてありました。なんで昔の名前で覚えていたんだろ?
 ゲレンデに着くも、更衣室やロッカーがどこにあるのか良くわからずうろうろしたら。リゾートホテルの1階にそれを見つけて利用する。外来客がそこを利用してよいのか悪いのかさっぱりわからないけど、そこしかないようだったので、多分間違いないのだろう。ゲレンデではスキー板のニューモデル(’10ー’11年シーズン用)の試乗会をやっていてこれには後ろ髪を惹かれたが、この日は風が強くベースで躊躇している間に、ゲレンデ閉鎖になっても困るので急いで第1クワッドリフトに乗り込んだ。
 その流れでまっすぐ第6ペアリフトに乗り込んで、ゲレンデのトップへ到着。遠景に米どころの南魚沼(六日町)の市街地が望めた。しかしますます風が強くなってきて安閑とはしていられない。ゲレンデには落ち葉?常緑樹の枝?が宙に舞いはじめ、リフトも一旦強風の為運転に合わせになった。でもなんとか、そのあと少し風が弱くなって一回りだけすることが出来た。第2ペアリフト、第3ペアリフト沿いのコースは少しなだらかで練習用かな?と思った。ガイドでは中級コースとなっています。
 ゲレンデベースまで滑り降りて、ふと見るとこの日動いていなかった、第1ペアリフトが試運転していた。これはこれから動くのかな?と思ってしばらくその試運転を眺めていたのですが、いつまで経っても営業運転の気配がなかったので、これを諦めてスキー場を後にすることにしました。では、次のスキー場へ急ぎましょう。

(メモ)
 ’09–’10年シーズンより経営主体がオーハシアーキテクトからスマイルスキーリゾートへと変り、スキー場名も六日町ミナミスキー場より変わって現在の名前となっています。

(メモ2)
 手持ちのゲレンデガイドに載ってなかったので’09–’10年シーズンに取材漏れの八箇ゲレンデ側の八箇第1ゲレンデは’11ー’12年シーズンに国道253号線を走っている途中に立ち寄って撮影しました。国道側のホテルの営業ももう止めていて物悲し感が増していました。


○第6ペアリフト、山麓駅
 第6ペアリフトの山麓駅です。’12–’13年現在のゲレンデガイドには掲載されていない(廃止になった?)リフトです。このスキー場の最高所へ行くリフトです。リフト沿いのコースは中上級コースです。

○第1ペアリフト、山頂駅と第2ペアリフト、山麓駅
 奥に見える第1ペアリフトの山頂駅と手前に見える第2ペアリフト山麓駅です。その間にある建物はセンターロッジです。

○第3ペアリフト、山頂駅
 第3ペアリフトの山頂駅です。

(’10年03月21日取材、八箇ゲレンデのみ’12年03月31日取材)

Saturday, December 01, 2012

奥只見観光 奥只見丸山スキー場

○公式HP
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○場所
 新潟県魚沼市湯之谷芋川字大鳥1317-3
 小出駅から35km(土日は無料シャトルバスがあります)
 tel.025(795)2684

○リフト(取材日現在)
 ・単線固定循環式特殊索道(5):第1ペアA(823m)、第1ペアB(823m)、
        第2ペアA(786m)、第2ペアB(786m)、山頂ペア(362m)
 ・廃止(1):第3(632m)
 (太字は筆者の走破線区)

○走破記
 筆者は’09−’10年シーズンには比較的公共交通の便利な上越エリアのスキー場を電車・バスで巡る事を計画していました。ふたたびこの計画の続きへ戻り、最初のスキー場は奥只見丸山スキー場。
 浦佐駅から同スキー場のシャトルバスに乗り揺られること1時間半でやっとスキー場に着きました。この日は春シーズンのオープンの日。ゲレンデにはオープンを待ちわびた人々が多数で混雑していました。ゲレンデ中腹にある、ブナ平ヒュッテ横のステージではオープニングセレモニー(写真)が行われていて、新潟県知事、魚沼市長やレルヒさんなどによってオープニングのテープカットがされていました。この方々をどうやってここまでお運びしたのかはとっても気になるところです。
 豪雪の冬にはオープニング時にリフトの両側に雪の壁ができていて、その溝の中をリフトが走る(雪の大谷のリフト版)が見られることがあるらしいので期待して来ましたが、この年のリフトの様子は至って普通でした。
 ここでも2本並列の第1ペアリフトBが運休でした。こういう2本並列のリフトが両方動く事があるのか実に気になるところです、と思っていると第2ペアABリフトは両線とも動いていました。奥只見スキー場といえば、山頂ペアリフトが全国で2本しかない内燃式のリフトとの登録がされています。現場でこのリフトを見た時には排ガスの匂いがしていたので、その事実を疑っていなかったのですが、家で冷静になって写真を整理してみると’03年10月建設奥只見観光と支柱の上に貼付けている写真が出てきて、どうやら動力は電気で間違いなさそうです。その排ガスの匂いは近くでパークの整地をしていた重機のものでしょう。
 頂上付近のこの山頂ペアリフト沿いのコースが、このスキー場で最も斜度の緩い丸山ゲレンデ(初心者コース)で、そこへの往復のために各リフトは下り線乗車が可能になっています。またこのリフト沿いのコースにはボード用のパークもあります。
 そして山頂。奥只見湖、尾瀬燧ヶ岳を望む見渡す限りの銀世界…。山頂ヒュッテがあり、給食の設備もあります。このヒュッテは春シーズンの始めには1階部分が雪に埋もれていて低い建物に見えますが、シーズンが進むと立派な2階建てが顔を出すらしいです(建物が伸びるわけではありません)。
 一気にベースまで滑り降りて来たら、疲れたのでゲレンデベースにある、無料休憩所で休憩しました。無料休憩所は体育館にビニールシートを貼ったもので、広く気軽に休息がとれます。さて、もう一回と思ったのですが根性が足りず、あとは休憩所でうだうだするだけでした。帰りバスはまだかな?w

(メモ)
 奥只見丸山スキー場は超豪雪地帯にあるため、ハイスキーシーズンにはアクセス道の奥只見シルバーラインの除雪がされないこともあってクローズしてしまいます。オープンの期間は(初滑りシーズン)11月下旬から1月初旬と(春シーズン)3月末から5月中旬の2シーズンに分かれてとなります。
 このブログの掲載日’12年12月01日は’12–’13年の初滑りシーズンのオープンの日です。


○第1ペアABリフト、山麓駅
 第1ペアリフトABの山麓駅です。2本並列のリフトは片方運休が本当に多いですね。
 リフト乗車中の左手には首都圏を支える発電用ダムである奥只見ダムが見えます。

○第2ペアABリフト、山頂駅
 第2ペアリフトABの山頂駅です。第1→第2と2本並列のリフトが2本直列で並んでいます。
 このリフトの右側に見えるコースはこのスキー場きっての難斜面で非圧雪の急斜面Max37°が続いています。

○山頂ペアリフト、山麓駅
 山頂ペアリフトの山麓駅です。雲ひとつない晴天で心も洗われますね〜

(’10年03月20日取材)

Sunday, November 25, 2012

花巻市 鉛温泉スキー場

○公式HP
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○場所
 岩手県花巻市鉛字中平36-1
 岩手県交通:鉛温泉スキー場前下車
 tel.0198(25)2711

○リフト(取材日現在)
 ・単線固定循環式特殊索道(3):第1ペア(361m)、第2ペア(591m)、第3ペア(675m)
 (太字は筆者の走破線区)

○走破記
 志賀来スキー場を早めに切り上げて、県道1号線を今度は南下します。地図を見るとむしろ北上して県道12号線へ行った方が道が良さそうでしかも近いのですが、この道は冬期除雪がされてなく通行出来ないので、北上線沿いの国道107号から県道37号線をかっ飛ばして法定速度を遵守して急いで行きます。県道37号線から曲がると緩い峠道になります、そして本格的な峠道になる前にスキー場に出ます。
 意外な事に駐車場がいっぱいのようで、躊躇していると係員が空きスペースへ誘導してくれました。案内された場所はスキー場を通り過ぎた先にある”臨時駐車場”でした。名前に違わぬ未舗装の駐車場でしかも除雪が充分でなく、歩くのに苦労しました。しかし割にゲレンデには近くでした。
 スキー場には錆び止め色に塗られた、日本ケーブルのペアリフトが3基あります。特に第1ペアリフトは年代もののようですが、いつのものかはメモしてきませんでした。鉄道要覧によれば1から3の順に、’64年、’65年、’87年運輸開始となっていますがどうなんでしょ?第2ペアリフトの年代が合ってないような気がします(よくわかりません)。いずれにしても骨董品です。
 スキー場は当たり前ですが、上へ行く程コースが急峻になります。一番上側へ行く第3ペアリフト沿いのコースは、このコースきっての急峻なコースです。しかしながら圧雪してあります。現地にあるコース案内には中級コースとありますが、このコースへの入口の所に注意喚起の看板があります。筆者はこの上級コースを使って繰り返し滑ることにしました。圧雪してあるので油断して滑っていたら、手持ちのカメラを破壊するのでは?と思うほど、激しく転倒して焦りました…。ま、体もカメラもなんともなく無事でよかったです。
 さて、回数滑ってお腹がすいた所でゲレ食へ。食事をしながら、ひといき入れました。休憩したらもう一回行こうと思っていたのですが、すっかり休んでその気がなくなってしまいました。今回のスキー旅行はここまでと、帰路に着くことにしました。では新幹線の北上駅に向かって出発です。

(メモ)
 花巻市は、いわゆる平成の大合併により’06年01月01日に石鳥谷町、大迫町、東和町との間(1市3町)で合併し新しい花巻市となっています。


○第1ペアリフト、山頂駅
 スキーセンターの目の前から出る第1ペアリフトの山頂駅です。このリフト沿いのコースは初級コースになっています。

○第2ペアリフト、山麓駅
 第2ペアリフト山麓駅です。このスキー場のおそらくメインとなる第2ゲレンデとサターンコースをカバーするリフトです。山麓駅付近はゲレンデ沿いではありませんが、山頂駅に近づくとゲレンデ沿いになります。

○第3ペアリフト、山頂駅
 第3ペアリフト山頂駅からの景色です。少し山深いところにあり眺望はよくありません。ここからスキーセンターまで真っ直ぐ降りるコースは中級コースとなっています。中級にしては斜度がありますが…。
 (ホームページのコース案内を見ると上級コースになっていますね)
 なお、このスキー場のリフトは3基とも、日本ケーブルです。

(’10年03月07日取材)

Saturday, November 17, 2012

西和賀町 西和賀町志賀来スキー場

○公式HP
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○場所
 岩手県和賀郡西和賀町沢内大野17地割165
 岩手県交通:新町局前下車徒歩2km
 ほっとゆだ駅から10km
 tel.0197(85)2914

○リフト(取材日現在)
 ・ロープトウ(2)山頂側は運休、筆者走破は山麓側のみ
 ・休止中(1):沢内村第1(270m)(シュレップ)
 (太字は筆者の走破線区)

○走破記
 湯田スキー場を早めに切り上げて、県道1号線を再び北上します。事前の情報によればスキー場への案内看板などはないとのことだったので、しっかりと目標を見ながら車を進めます。小さいながらも県道にも案内看板を見つけて迷う事なく到着しました(しかしあれは場所が解っている人しか見えないだろうね)。
 給食施設でもあれば昼食でも思って駐車場側の入口からスキーセンターに入っていきますが、自動販売機があるだけで残念ながら空振りでした。2階に上がっていくと地元の子供達が帰りの準備をしていました。そしてゲレンデ側の出口の手前にリフト券売場がありました。
 事前にリフトが動いていない事を確認しているので、スキー場が営業しているのかどうかを確認しながらリフト券を購入しました。普通に”やっているよ”という答えでした。筆者は勝手にじゃ〜シュレップも動いているのかな?と思ってしまいました。準備してスキー場へ行くと山麓側のロープトゥだけを動かしてくれました(おそらく常にこの状態なのでしょう、筆者はシュレップのどこかに1群の搬器でも着いているのか?と無駄な期待をしてしまいました。バカでした)。
 リフト券代金は1日券が600円、半日券は300円と破格です。しかしリフトの無いスキー場として考えると無料のところもあるので微妙なところです。やっぱりシュレップは動かしてほしいですね。もちろん1回券などというケチなものはありません。
 で、半日券を買ったのでがんばって回数滑ります。ゲレンデには筆者以外は誰も居らず貸切状態でした。それどころか監視係員もいないんですが…。さて、滑り飽きたところで次のスキー場へ出発しましょう。

(メモ)
 西和賀町は、いわゆる平成の大合併により’05年11月01日に湯田町と沢内村の1町1村が合併して出来た新しい町です。

(メモ2)
 このスキー場に隣接する志賀来ドームは屋内型の体育施設(ゲートボール場)です。エコに配慮した作りとなっていて、なんと夏期の冷房を冬期に貯めた雪によって行うというものです。ひょっとしてその雪はスキー場の…?

○沢内村第1シュレップ(休止中)、山麓駅
 スキーセンターの目の前のある、休止中の沢内村第1シュレップです。搬器は付いていないのですが、ゲレンデは圧雪されていて滑走の跡まであります。どのような利用がされているのか大変興味があるところです。

○山麓側ロープトゥ、山麓駅
 現在はこの山麓側のロープトゥだけの営業となっているようです(予算が無いので山頂側のロープトゥは動かせないんだ〜、なんて書いているブログもあるようですが、本当のところはどうなのでしょう?)。
 コースは初級コース?だと思います。ただし3月になるとコースの雪が固まっていて、それにスキーの溝が出来ていたりして、とっても足の取られやすいコースコンディションです。

○山麓側ロープトゥ、山頂駅
 山麓側ロープトゥ山頂駅からの景色です。なかなかいいですね。スキー場の後に見えるオレンジ色のドーム型の建物が志賀来ドームで駐車場をスキー場と共用しています。その奥には(写真には写っていませんが)温泉施設の沢内バーデンがあります。

(’10年03月07日取材)

Saturday, November 03, 2012

西和賀町 西和賀町営湯田スキー場

○公式HP
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○場所
 岩手県和賀郡西和賀町湯之沢35地割
 岩手県交通:町営スキー場前下車
 tel.0197(82)2410

○リフト(取材日現在)
 ・単線固定循環式特殊索道(1):ペア(705m)
 ・ロープトウ(2)山頂側は運休、筆者走破は山麓側のみ
 (太字は筆者の走破線区)

○走破記
 前日にひめかゆから少し走って、リフト券の割引でもあるかな?と思って湯田温泉に宿泊。結果は空振りでした。一夜明けすっかりリフレッシュしてしまい遅いスタート。本日の最初はここ”西和賀町営湯田スキー場”へ向かいます。県道1号線沿いにあるレストハウスゆのさわ(右の写真の左側の建物)のところをスキー場の方へ左折し、スキー場に向かって車を走らせましたが、駐車場らしきものがなくあっけなく行き止まりとなりました。仕方がないので(停めて良いのかどうかわかりませんでしたが)レストハウスゆのさわの駐車場に停めさせてもらいました。ここで準備してゲレンデへ向かいます。
 ゲレンデにはリフト券売場がなく、仕方が無いのでリフトの係員に聞くと、まさかの答えが帰ってきました。「下のレストハウスゆのさわで売っています」とのこと。「回数券だけはここでも買ます」と言われて一瞬迷いましたが、今日も予定が詰まっているので、泣く泣くさっき来たばかりのところを、またレストハウスゆのさわまで戻ってなんとかリフト券を買えました。ヤレヤレ
 さて、気を取り直してリスタート。ゲレンデにはコースが2つあるようでしたが、山頂に向かって右側のコースは閉鎖されていてコースは1つしかありません。この1つしかないコースは意外と斜度があります。しかもリフトから降りてすぐの最も斜度があるところが、コース幅が狭く尾根沿いとなっています。筆者取材時には、この狭いコースの約半分(以上?)を使ってレーサーがポールを張り巡らせて練習していて、そのレーサーを避けながら滑走しなければならないという、難易度の高いコースとなっていました(余談:このコースのレーサーってどの方のブログを見ても必ず練習していますね)。
 そんなレーサーの方に気を使いながら、数回滑走して撤退としました。レストハウスゆのさわには、温泉施設の”ゆう林館”が併設されていて、温泉施設も充実という恵まれたスキーセンターとなっていました。入浴したかったのですが、先を急ぐので諦めました(本当はもう今日はここで終わりでもいいか!とか思い始めていた)。

(メモ)
 西和賀町は、いわゆる平成の大合併により’05年11月01日に湯田町と沢内村の1町1村が合併して出来た新しい町です。

○ペアリフト、山麓駅
 山麓駅から見える範囲が狭いので、ミニスキー場かと思ってリフトに乗ったら意外と奥行きがあって驚かされます。このスキー場にある唯一のチェアリフトです。

○山麓側ロープトゥ、山麓駅
 山麓側のロープトゥの山麓駅です。ロープトゥは2線あり、そのうち山麓側のロープトゥは斜度があまりなく初心者ゲレンデとなっています。
 噂によれば、ナイター営業ではロープトゥ2線だけによる営業になるのだとか。

○ペアリフト、山頂駅
 ゲレンデは南向きです。意外と高くて見晴らしが効きます。

(’10年03月07日取材)

Sunday, October 28, 2012

奥州市 ひめかゆ

○公式HP
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○場所
 岩手県奥州市胆沢区若柳字天沢17
 岩手県交通:ひめかゆスキー場下車
 tel.0197(49)2105

○リフト(取材日現在)
 ・単線固定循環式特殊索道(2):ひめかゆ第1ペア(566m)、ひめかゆ第2ペア(557m)
 (太字は筆者の走破線区)

○走破記
 国見平スキー場を早めに切り上げて、ふたたび山間部の岩手県道(37号)を走ってスキー場へ到着。国道397号沿いにあってあっけない程アクセスしやすい場所にありました。
 スキー場は比較的新しく’98年に開業しています。巧みな配置がされていてリフトは2本なんですが、とっても奥行きを感じます。但しそのあおりを食ったのがロングクルーズのコースで延長は長いのですが初級コースがだらだらと続くことになっています。最長1.4kmの滑走が楽しめますとの宣伝文句は嘘ではないのですが、その距離自体には期待しないほうが精神衛生上良いと思います。マイナスのことばかり書いていますが、もう一度言いますと”巧みなコース配置で奥行きを感じるスキー場です”という事です。
 さて、筆者がゲレンデに着いたときには、もう15時を回っていました。急いで支度をしてゲレンデへ。もう時間的に次のゲレンデへ行くというのは不可能なので、ここで閉園まで滑ろうと思います。例によってにコースガイドもろくに見ずにゲレンデに出たので、どんなコース配置なのかわからないまま、ひめかゆ第1ペアリフトに乗りました。リフトを降りると今来たばかりの斜面を降りる方向にしか行けなくて迷っていると、どうやら右手の方へ行くとひめかゆ第2ペアリフトへ行けるようです。
 結局、筆者は、このひめかゆ第2ペアリフトを使ってに繰り返し滑ることにしました。Dコース(上級コース)には下側にスノーボードパークが作られていたので、コースが狭く感じられるので、Cコース(中級コース)で滑ることにしました。真剣に滑ったらあっという間に半日券の元がとれました。
 今日はこれまで宿に向かいましょう。

(メモ)
 奥州市は’06年02月20日にいわゆる平成の大合併によって、水沢市、江刺市、前沢町、衣川村の2市1町1村が合併して出来た新しい市です。
 胆沢区は市町村の合併の特例等に関する法律(合併特例法)第23条以下で規定されている、地域自治区にあたります。

(メモ2)
 スキー場名のひめかゆは、主に東北と北海道地方に群生する高山植物の固有種のヒメカユウの名前を由来としています。

○ひめかゆ第1ペアリフト、山麓駅
 駐車場に隣接して設置されている、ひめかゆ第1ペアリフトです。駐車場からはスキー場の奥行きがよくわかりません。

○ひめかゆ第2ペアリフト、山麓駅
 中上級コースが主体のB~Dコースをカバーする。ひめかゆ第2ペアリフトです。
 リフトは2基とも太平索道でした。

○ひめかゆ第2ペアリフト、山頂駅
 山頂駅からの見晴らしはとても良く、ゲレンデに並んで座り込んでいるカップルがいました。

(’10年03月06日取材)

Sunday, October 21, 2012

奥州市 国見平スキー場

○公式HP
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○場所
 岩手県奥州市衣川区長塚303
 前沢駅から20km
 奥州市衣川バス「星空号」:国見平温泉バス停から3.0km(休日は運休です)
 tel.0197(52)6411

○リフト(取材日現在)
 ・単線固定循環式特殊索道(2):第1ペア(813m)、第2(744m)
 ・廃止(2):第3(803m)、ロープトゥ(?m)
 (太字は筆者の走破線区)

○走破記
 祭畤スキー場を早めに切り上げて、山間部の岩手県道(49号と37号)を走り国見平温泉からアクセス道路に入る。きちっと除雪されたよい道でした。
 スキー場へ到着。駐車場内は除雪が充分でなく、ここ入ったら後で出られなくならないか?という疑問を持ちながらも、ゲレンデに近いところに停めました。ここも’08年06月14日に発生した岩手宮城内陸地震の影響で閉鎖となっていましたが、’09−’10年シーズンより再開となっています。
 ゲレンデには普通の?建物がなくってレンタルもゲレ食もプレハブ小屋でした。これも地震の影響なのかはよくわかりません。その小屋のどれかにあるリフト券売場を見つけてチケットをゲットしました。さて、ゲレンデに行くと第1ペアリフトがこのシーズンデビューのピカピカでした。とりあえず乗車して久々のピカピカのリフトに感動します。しかし事前の調べやゲレンデ内にもゲレンデガイドマップが見あたらなかったので、ゲレンデの様子がよくわかっていません。第1ペアリフトの上に立派な建物があって、”立派なゲレ食がここに?”と思ったがその建物は開いて無くゲレンデとは関係ない施設のようでした。とりあえずゲレンデ全体を把握するために、最外周になるように第1ペアリフトから山麓に向かって左へ左へ降りていくと、第3リフトの残骸?の前を通って第2リフトの前に出ました。
 第2リフトに乗って山頂駅に着くと、スキー場の全体が把握できました。このリフト沿いの一直線のダウンヒルのコースが見晴らしがよくて気持ち良さそうなので、ここで数回滑りました。
 またしても、名残惜しいですが、今日は予定が詰まっているので次へ向かいましょう。

(メモ)
 奥州市は’06年02月20日にいわゆる平成の大合併によって、水沢市、江刺市、前沢町、衣川村の2市1町1村が合併して出来た新しい市です。
 衣川区は市町村の合併の特例等に関する法律(合併特例法)第23条以下で規定されている、地域自治区にあたります。

○第3リフト、山麓駅
 廃止となった第3リフトの跡。まだ機材が残されていました。

○第2リフト、山麓駅
 第1リフトから左手に滑っていくと第3リフトを通って第2リフト前に出ました。ゲレンデ内にコース案内が全く見あたらなかったので、手探りでゲレンデを廻っています。
 その後ペアリフトに架け替えられたのでしょうか?’12年の安全報告書にはペアリフトとの記載があります。

○第2リフト、山頂駅
 国見平スキー場の奥にある中級コースをカバーする第2リフトです。山頂駅まで来ると全員に雪ダルマさんのお出迎えサービスがありました。うれしいです。

(’10年03月06日取材)

Sunday, October 14, 2012

一関市 祭畤スノーランド

○公式HP
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○場所
 岩手県一関市厳美町字祭畤251
 一ノ関駅から35km
 岩手県交通:祭畤バス停から1.0km(冬期は運休です)
 tel.0191(39)2020

○リフト(取材日現在)
 ・単線固定循環式特殊索道(2):祭畤第1(612m)、祭畤第2(454m)
 ・ロープトゥ(1)
 (太字は筆者の走破線区)

○走破記
 前泊の一関のBHを出てレンタカーを借り国道342号を一路西へ。この国道は冬期には祭畤の先の真湯温泉から西は冬期閉鎖となっているので、先へ行くほど交通量がどんどん少なくなっていきました。”空飛ぶ団子”で有名な厳美渓を過ぎると国道は山間路に。そして先の’08年06月14日に発生した岩手宮城内陸地震の影響で崩落した祭畤大橋の跡を左手に見ながら、その上流側に架けられた仮橋を渡って進みます。崩落した祭畤大橋は地震災害の貴重な記録として保存されることが決まっていて、新しい橋の建設とともに、この橋の保存工事が行われていました。
 行き先は祭畤スノーランド(スキー場)です。同スキー場は岩手宮城内陸地震の影響によって閉鎖となっていましたが、’09−’10年シーズンより再開となっているということでした。
 スキー場に着きました。リフト券売場はスキーセンターの立派な建物とは何故か別になっていて、駐車場の近くにプレハブぽい小屋にレンタルスキーと供に営業していました。そこで一回券を数枚購入してゲレンデへ。
 ゲレンデにはリフトが2本とロープトウが1本あります。このうちファミリーゲレンデをカバーするロープトウはこの日は営業していませんでした。祭畤第1リフト沿いのコースは南コースで初級コース、祭畤第2リフト沿いのコースが北コースで上級コースとなっています。不思議なことに中級コースはありません。しかしながら、上級コースはしっかりとグルーミングがされて、こぶにはなってないので斜度はキツいですが、中級コースを兼ねているのではないかと思います。筆者もこの北コースを数回滑りました。結構ホネのある斜面で疲れました。
 地震の痕跡は、スキーセンターの建物等には見られなかったのですが(もしかして新しい??)、祭畤第2リフト沿いには斜面が崩壊して地肌が露出している箇所がありました。同じ箇所の雪の下にはリフト線下の地面を養生しているブルーシートも覗いていました。スキー場再開には並ならぬ苦心があったものと想像されます。
 さて、名残惜しいですが、今日は予定が詰まっているので次へ向かいましょう。


○ロープトゥ、山麓駅
 取材日には動いていませんでした。南コースの一番山麓側にあるロープトウです。このあたりはファミリーゲレンデと呼ばれています。ちびっ子や初級者の練習にもってこいの斜面ですが、南コースの上からの滑走者がかっ飛ばして行くところでもあるので、ちびっ子を遊ばせるには気を使うでしょう。

○祭畤第2リフト、山麓駅
 リフトは比較的新しく。第1リフトは’95年で、第2リフトは’96年の日本ケーブル製です。スキー場も’95−’96年シーズンオープンなんですけどね。
 写真に写るコースは北コースで上部ほど斜度がきつく上級コースの案内があります。グルーミングはしっかりとされています。
○祭畤第1リフト、山頂駅
 途中右手に第2リフトの山頂駅を見てから、さらに上に延びるこのリフトは、このスキー場の一番高い地点まで行きます。山頂からは先の地震での崩落の跡などが遠景に見えます。

(’10年03月06日取材)

Saturday, October 06, 2012

魚沼市 関越国際大原スキー場

○公式HP
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○場所
 新潟県魚沼市大白川750-1
 南越後観光バス:大白川終点下車徒歩1.1km
 tel.025(796)2039

○リフト(取材日現在)
 ・単線固定循環式特殊索道(2):大原第1ペア(566m)、大原第2ペア(643m)
 (太字は筆者の走破線区)

○走破記
 この日も浦佐のBHを出て浦佐駅へ歩いて行く。浦佐駅でなにげなく浦佐スキー場を眺めると、前回取材時には動いていなかった第1ペアAリフトが動いているのが見えたので寄り道。準備をしてゲレンデに出るとそれは既に停まっているという失態を演じ、せっかくなので少し滑走して改めてスタート。
 電車で小出駅まで移動し大白川行きのバスに乗って大白川終点で下車する。BHは既にチェックアウトして出て来たので旅行道具とスキー道具一式を抱えて、ここまでの約1.0kmを歩く。荷物が重くて果てしなく遠く感じたがなんとか無事に到着し、1階にあった更衣室にそのまま入って準備。筆者の魚沼市の直営スキー場巡りは今日のここが最後。時間に余裕があるので思う存分滑ろうと思う。
 ゲレンデにはリフト2本が直列に架かり、第1ペアリフトの架かるゲレンデが第1ゲレンデ、第2ペアリフトの架かるゲレンデが第2ゲレンデと直列にざっと2つに分かれています。勿論続けて滑走することも出来ます。第1ゲレンデが初級コースが主体で第2ゲレンデが中級及び上級コースが主体です。そのためか第1ペアリフトはゆっくりと運転されています(速度を見てくるの忘れたw)。
 筆者は結局長く滑走出来るAコースをリフト2つを使って繰り返し滑ることにしました。適度にグルーミングがされていて、筆者も我流スキーでもスピードが出ました。楽しかった〜。筆者は一眼レフのカメラを持ってゲレンデを暴走しているので?リフトの係員に目を付けられているような気がしましたが、この際は気にしない事にします。
 さて、帰りの時間に、支度を済ませて、重い荷物は送ってしまうと思い、スキーセンターをうろうろするが、宅急便の受付が見当たらない。仕方が無いので事務所に行って宅急便を送ってもらえるように頼むと、”ちょっとまってて”と係の方々が集まって協議していました。結局スキー場のクローズの時間も近いので、宅急便の送れる場所まで車で連れていってもらえることになりました。ご迷惑をおかけいたしました。そしてありがとうございました。
 このあと、只見線の大白川駅まで行き、長岡経由にて帰京しました。

(メモ)
 魚沼市は’04年11月01日にいわゆる平成の大合併によって、堀之内町、小出町、湯之谷村、広神村、守門村、入広瀬村の2町3村が合併して出来た新しい市です。
 この合併によって魚沼市は市営のスキー場を5箇所抱えることになり、市が突如その合理化を発表したことから大騒ぎとなっています。

(メモ2)
 スキー場の名前は取材時にも”魚沼大原スキー場”又は”大原スキー場”となっていましたが、資料によっては”関越国際大原スキー場”のままとなっているものもあり、名称変更なのか?よくわかりませんでした。

○大原第1ペアリフト、山麓駅
 スキーセンターの目の前ににあるのがこのリフト。初級コースを含む第1ゲレンデをカバーするリフトなので運転速度がゆっくりです。


○大原第2ペアリフト、山麓駅
 リフトは比較的新しく。2基とも’95年の日本ケーブルによるもののようです。


○大原第2ペアリフト、山頂駅
 第2ゲレンデの最上部です。遥か背後には旧守門村の象徴?の守門岳があってその反対側が三条市になります。見えている範囲は見渡す限り魚沼市です。広いですね。


(’10年02月28日取材)

会津ただみ振興公社 只見スキー場

○公式HP
 タイトルをclick!

○場所
 福島県南会津郡只見町大字只見字田ノ口24
 只見駅下車徒歩5分
 tel.0241(82)2304

○リフト(取材日現在)
 ・単線固定循環式特殊索道(1):第1ロマンス(535m)
 ・廃止(1):第2(418m)
 (太字は筆者の走破線区)

○走破記
 八海山麓スキー場を出てバスと只見線を乗継いで只見駅に着きました。只見線の大白川〜只見間は並行する国道252号線(いわゆる六十里越)の除雪がされない為に、冬期はこの鉄道が唯一の交通機関となります。利用者はそれなりにいて、ボックスシートが全て埋まっていました。ソレっぽい人が多いような気がしましたが、気にしない事にしておきます。
 只見駅からは路線バスなどあるはずもなく徒歩です。駅から見える場所にあるので、道に迷う事もありません。
 スキー場はリフト1本、コース1本のシンプルなスキー場です。その割にスキーセンターは立派で食事メニューも大変に充実しています。地元の憩いの場として活用されているようで多くの人で賑わっています。暖かいまったりとした時間が流れていて、筆者もすっかりくつろいでしまいました。
 対照的にゲレンデには滑走者は少なめで誰にも邪魔されることなく滑走出来ます。中間駅から山頂側は中級コースとのことですが、バーンが荒れ気味で(午後だから特にそうなのかも)油断していると足を取れます。所定の料金を支払うとゲレンデを貸切にするサービスがあるらしいですが、そこまでしなくても充分に貸切のような気がしますw。残念ながら、帰りの電車の時間が決まっているので(なにせ3往復しかない)時計を気にしながら滑走しました。
 時間が足りずに、名残惜しいですがスキー場をあとにすることにします。次はいつ来れるかな?
 さて今日も浦佐のBHに戻りましょう。

(メモ)
 ゲレンデに東側にはかつて第2リフトが架かっていたようですがよくわかりませんでした。三石神社の近くにあったとのこと(掲載日現在、只見スキー場の公式HPに貼ってある位置案内の地図にはそのリフトの記載があります。

○第1ロマンスリフト、山麓駅
 中間駅までの列と山頂駅までの列が分けられています。要は中間駅で降りる人は右側に座りなさいという事かと


○第1ロマンスリフト、中間駅
 この中間駅から下側が初級コースで、ここで降りずに山頂まで行くと中級コースとなります。スキー場はちびっこのスキーヤーが多くここで降りる人が多いです。


○第1ロマンスリフト、山頂駅
 スキー場は福島県の最西端に位置しています。山頂駅から望む遥か向こうには太平洋があるはずですが、そこまでの距離は約150kmあります。広いですね福島県。


(’10年02月27日取材)

Tuesday, October 02, 2012

権現堂観光開発 アクシオムスキー場

○公式HP
 ありません
 (スキー場はすでに閉鎖になっています)

○場所
 新潟県魚沼市大字赤土168-1
 (スキー場はすでに閉鎖になっています)

○リフト(取材日現在)
 ・廃止(6):権現堂第1ペア(612m)、権現堂第2ペア(428m)、
        権現堂第3ペア(701m)、権現堂山頂ペア(451m)、
        ロープトゥ(100m)、ロープトゥ(80m)

○取材記
 八海山麓スキー場を出て次のスキー場に行く途中で只見線に乗りました。車窓にアクシオムスキー場の全景がちょうど綺麗に見えていたので思わず撮影。
 アクシオム(AXIOM)スキー場は、’01年度まで営業していたスキー場です。経営不振により同年に廃業となりました。主体の権現堂観光開発は第三セクター会社で守門村の開発を目的に設立されています。スキー場にはリフト4本を擁し、浦佐駅からのシャトルバスの便があるなど本格的なゲレンデであったようです。15人以上の団体であればどこにでもお迎えに参りますとの宣伝攻勢をしたようです。
 撮影日現在のゲレンデにはリフトが残置されている様子が伺えます。しかしながらそのリフトも現在は撤去されたとの噂です(詳しい方がおられましたらご教授下さいませ)。やっぱ現地取材にいかなきゃだめだね>自分。

○スキー場の全景
 只見線の車内から撮影した、アクシオムスキー場の全景です。


○ゲレンデ中腹の拡大
 電車内からの撮影だったので、これで目一杯で残念。筆者が一生懸命こんな写真を撮っていたら、筆者の隣に座ってた人も車窓にカメラを向けていたけど、何を撮ったんだろう?まさか廃スキー場マニア?w


(’10年02月27日取材)

Saturday, September 29, 2012

うらさリゾート スポーツコム浦佐国際スキー場

○公式HP
 ありません
 (スキー場はすでに閉鎖になっています)

○場所
 新潟県南魚沼市五箇758-2
 (スキー場はすでに閉鎖になっています)

○リフト(取材日現在)
 ・廃止(4):第1(665m)、第2(452m)、第3ペア(567m)、第5ペア(378m)

○取材記
 八海山麓スキー場を出たところで、スポーツコム浦佐国際スキー場が見えていました。ちょうどスキー場全体が1枚の写真に収まりそうなので、撮影してブログで皆さんに報告しようと思う。実はこの年の筆者の魚沼市、南魚沼市のスキー場巡りでは下調べが充分でなく、電車を八色で降りようとした筆者がいました。しかし車窓から見たそれは営業しているスキー場にはとても見えなかったことから、電車から降りるのを思いとどまりました。
 さて、手持ちのスキー場ガイドには、リフトの本数が2本に減ったあとのものしかありませんでした。どこかに往時の記録がないかな?と思ったらこの分野の第一人者さんである、急行野沢さんのブログ、追憶のゲレンデにありました、こちらです(有名なブログでいまさら感がありますがご紹介させていただきます)。

○スキー場の全景
 八海山麓スキー場のアクセスより見える、スポーツコム浦佐国際スキー場の全景です。


○シャトルバスのバス停
 浦佐駅前に今も立つ、浦佐国際スキー場のシャトルバスのバス停です。ここで待っていればいつの日にかお迎えが来るのだろうか?


(’10年02月27日取材)

南魚沼市 八海山麓スキー場

○公式HP
 タイトルをclick!
 URLがちょっといけてますねw

○場所
 新潟県南魚沼市荒金56-1
 南越後観光バス:荒金入口、荒金下車徒歩5分
 tel.025(779)3103

○リフト(取材日現在)
 ・単線固定循環式特殊索道(2):第1ペア(591m)、第2ペア(239m)
 ・休止中(1):第3(581m)
 (太字は筆者の走破線区)

○走破記
 浦佐駅前のBHを出て今日もスキー場へ向かおう!最初のスキー場は八海山麓スキー場です。指定管理者制度によって民間会社の管理となっていますが、市営スキー場といった方がこの地元では通りがいいようです…このスキー場への路線バスは、あることはあるのですが本数が少なく、しかも浦佐駅の始発は午後!なので、ここはタクシー利用です(実は、これは調査不足で浦佐駅東口から出発する、荒金経由小出駅行きと、野田経由六日町駅行きの2路線が利用できます。紛らわしいのは浦佐駅西口からも小出駅、六日町駅行きのバスが出ていることです。こちらに乗ってもこのスキー場へは1ミリも近づきません。要注意です)。
 駅のタクシー乗場へ行き、客待ちのタクシーへ乗ろうとすると、”スキーを持った人はあっち→”と、タクシーの待ち行列にいる別のタクシー会社の車を指差しにて案内されました。そちらの方へ行って乗せてもらうと、運転手氏が”あっちの会社はスキーキャリアを付けないだよな〜”と言ってぶつぶつ言っていました。そんなにスキー客が不快なのでしょうか?とっても不思議です。
 スキー場に着くと、何かの大会が行われていました。回転競技のようですが何の大会なのかは最後まで解りませんでした。選手達が全員子供達で多数の親たちがビデオカメラを廻していました。筆者は先ず”ウインターハウス”と建物に大きく書かれたゲレ食兼休憩所の建物へ行き、準備をしてからゲレンデに出ました。ちょうど大会が行われているのでスキー場でカメラを構えても目立たない感じでした。でも大会とは関係ない所ばかりを撮影しているのですけどね(^^;)。
 第2リフトから上のコースは殆ど大会に占領されている感じだったのですが、そのゲレンデの端っこを邪魔にならないように気をつけながら滑りました。そこから第2リフトを使って繰り返し滑るためには、その大会のコースを横断するコース配置になっていました。その場所には係員がついて、横断出来そうなタイミングを見計らって一般のスキーヤーを横断させていました。筆者はそのコースの真ん中で立ち止まって、スキーブーツの具合を直そうとしたら怒られてしまいました。”スミマセン”。
 せっかく来たので繰り返し数回滑りました。ゲレンデは小雨まじりだったので、スキーを終えた時には、すっかり肩掛けのカメラが水浸しとなっていました。”ウインターハウス”で帰りの準備をしながら、備え付けの石油ストーブでカメラを乾かしました。こんな公共の場所にある石油ストーブも少なくなりましたね。ついでに昼食もとり充分に休憩してから、次のスキー場に向かうことにしました。

(メモ)
 新潟県県南魚沼市は’04年11月01日に六日町、大和町が合併して出来た新しい市です。のちに塩沢町がこれに加わっています。

(メモ2)
 ’08年−’09年シーズンより指定管理者制度により、株式会社アクティによる管理となっています。

○第1ペア、第3リフト山頂駅
 第1ペアリフトと休止中の第3リフトの山頂駅です。この2本のリフト山麓駅は少し離れていますが、山頂駅ではこのように並んでいます。第2ペアリフトへの連絡はここから山頂に向かって右手に少し下ります。


○第2ペアリフト、山麓駅
 第2ペアリフトの山麓駅です。山麓駅は視界クリアですがリフトで登っていくと山頂駅はすっかりもやっています。


○第2ペアリフト、山頂駅
 第2ペアリフトの山頂駅です。なにかの大会の真っ最中で山頂駅の周りにはゼッケンを付けた選手達がいっぱいいて準備をしながら、その順番を待っていました。生憎の雨まじりの天候で視界は不良でした。


(’10年02月27日取材)