Saturday, December 01, 2012

奥只見観光 奥只見丸山スキー場

○公式HP
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○場所
 新潟県魚沼市湯之谷芋川字大鳥1317-3
 小出駅から35km(土日は無料シャトルバスがあります)
 tel.025(795)2684

○リフト(取材日現在)
 ・単線固定循環式特殊索道(5):第1ペアA(823m)、第1ペアB(823m)、
        第2ペアA(786m)、第2ペアB(786m)、山頂ペア(362m)
 ・廃止(1):第3(632m)
 (太字は筆者の走破線区)

○走破記
 筆者は’09−’10年シーズンには比較的公共交通の便利な上越エリアのスキー場を電車・バスで巡る事を計画していました。ふたたびこの計画の続きへ戻り、最初のスキー場は奥只見丸山スキー場。
 浦佐駅から同スキー場のシャトルバスに乗り揺られること1時間半でやっとスキー場に着きました。この日は春シーズンのオープンの日。ゲレンデにはオープンを待ちわびた人々が多数で混雑していました。ゲレンデ中腹にある、ブナ平ヒュッテ横のステージではオープニングセレモニー(写真)が行われていて、新潟県知事、魚沼市長やレルヒさんなどによってオープニングのテープカットがされていました。この方々をどうやってここまでお運びしたのかはとっても気になるところです。
 豪雪の冬にはオープニング時にリフトの両側に雪の壁ができていて、その溝の中をリフトが走る(雪の大谷のリフト版)が見られることがあるらしいので期待して来ましたが、この年のリフトの様子は至って普通でした。
 ここでも2本並列の第1ペアリフトBが運休でした。こういう2本並列のリフトが両方動く事があるのか実に気になるところです、と思っていると第2ペアABリフトは両線とも動いていました。奥只見スキー場といえば、山頂ペアリフトが全国で2本しかない内燃式のリフトとの登録がされています。現場でこのリフトを見た時には排ガスの匂いがしていたので、その事実を疑っていなかったのですが、家で冷静になって写真を整理してみると’03年10月建設奥只見観光と支柱の上に貼付けている写真が出てきて、どうやら動力は電気で間違いなさそうです。その排ガスの匂いは近くでパークの整地をしていた重機のものでしょう。
 頂上付近のこの山頂ペアリフト沿いのコースが、このスキー場で最も斜度の緩い丸山ゲレンデ(初心者コース)で、そこへの往復のために各リフトは下り線乗車が可能になっています。またこのリフト沿いのコースにはボード用のパークもあります。
 そして山頂。奥只見湖、尾瀬燧ヶ岳を望む見渡す限りの銀世界…。山頂ヒュッテがあり、給食の設備もあります。このヒュッテは春シーズンの始めには1階部分が雪に埋もれていて低い建物に見えますが、シーズンが進むと立派な2階建てが顔を出すらしいです(建物が伸びるわけではありません)。
 一気にベースまで滑り降りて来たら、疲れたのでゲレンデベースにある、無料休憩所で休憩しました。無料休憩所は体育館にビニールシートを貼ったもので、広く気軽に休息がとれます。さて、もう一回と思ったのですが根性が足りず、あとは休憩所でうだうだするだけでした。帰りバスはまだかな?w

(メモ)
 奥只見丸山スキー場は超豪雪地帯にあるため、ハイスキーシーズンにはアクセス道の奥只見シルバーラインの除雪がされないこともあってクローズしてしまいます。オープンの期間は(初滑りシーズン)11月下旬から1月初旬と(春シーズン)3月末から5月中旬の2シーズンに分かれてとなります。
 このブログの掲載日’12年12月01日は’12–’13年の初滑りシーズンのオープンの日です。


○第1ペアABリフト、山麓駅
 第1ペアリフトABの山麓駅です。2本並列のリフトは片方運休が本当に多いですね。
 リフト乗車中の左手には首都圏を支える発電用ダムである奥只見ダムが見えます。

○第2ペアABリフト、山頂駅
 第2ペアリフトABの山頂駅です。第1→第2と2本並列のリフトが2本直列で並んでいます。
 このリフトの右側に見えるコースはこのスキー場きっての難斜面で非圧雪の急斜面Max37°が続いています。

○山頂ペアリフト、山麓駅
 山頂ペアリフトの山麓駅です。雲ひとつない晴天で心も洗われますね〜

(’10年03月20日取材)

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